あしながおじさん (角川文庫 赤 145-1)

  • KADOKAWA
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042145011

感想・レビュー・書評

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  • 初読 ★4.5
    といっても子供の頃、岩波少年文庫か、子供用を読んで以来。

    知った気でいたのだけど、
    ジャービー坊ちゃんの年齢を通り過ぎてから読むあしながおじさん。

    1903年にして
    ジューディの利発でイキイキとした魂。
    「塩漬けのライム、と言われてももうなんの事かわかるわ!」
    こんな女の子、誰だって好きにならずにいられない。

    経済的豊かさがもたらす幸福も素直に味わうし、
    批判もするし、怒りも露わにする彼女。
    全然説教臭くない。


    そして分断された世界とそこを飛び越える物語でもあり。
    100年経った今もその分断は解消されていない。
    大人になった私達に出来る事はなんだ?
    ジューディー程には賢くない「選ばれない」かもしれない
    女の子達、勿論男の子も。
    豊かに、強く、元気な生活を送って欲しい。

    ★のマイナス0.5は、根本的な事なんだけど、
    ジャービー坊ちゃんと…というのは諸手をあげて祝福出来ないのね〜、2018年だから笑

  • 言わずと知れた名作。歳の差の最高のラブストーリーだと思う。

  • 時々読み返したくなる1冊です。

  •  あらすじからマイフェアレディ少女版、あしながおじさんと恋仲になると知って紫の上成功版と思ったのをまず反省。物語開始時点で主人公ジュディは18歳、行かせてもらえるのは大学で、あしながおじさんの正体よりジュディの日常生活が主役でした。
     あしながおじさんはさぞ独占欲が強そうだけど、ジュディの負けん気の強さなら大丈夫かな。しかし友達と旅行に行くのもダメって、余裕なさすぎだろう(笑)
     ジュディは作家にならずに終わってもおかしくないと思ってたので、ちゃんと稼げる作家になったのは少し意外でした。でもやっぱシンデレラストーリーというより、活き活きした少女の話だな、これは。

  • 表紙は微妙に違うんですが角川文庫で同じ訳者さんだったので。実はあしながおじさん、読んだことが無くて図書館で借りて読みました。

    主人公って大学生だったんですね。話の筋は知っていたのですが何となく中学~高校生ぐらいの女の子だと思っておりました。孤児で先行きどうなるかと思っていた彼女が上の学校に進めると言うことはなんと言う喜びだったんだろう、と楽しく読みました。でも彼女は不幸な身の上の割に元気で快活で前向きですよね。かく、ありたいものです。

  • 年頃の女の子が書く手紙らしい臨場感が素敵です。
    気にかかることばかり書いてしまっていたり、文体も違っていたり。
    原文で読みたいっ!
    っていう気持ちにさせられます。
    「私は美人よ」
    のあたりは、ジャーヴィー坊ちゃんの気持ちになって、
    ドキドキしてしまいました。

  • 『あしながおじさん』

    匿名の援助者に当てたジュディーの多感な手紙。
    最後に彼らは結婚します。

  • 昔から好きだったんですが読み返してみてびっくり。ちゃんと、ジュディは成長してるんだな、と。女性に参政権も認められていない時代、心底自由を満喫し自立した女性に育つジュディの、愛するおじさんへの書簡集。

  • 昔から好きだったんですが読み返してみてびっくり。ちゃんと、ジュディは成長してるんだな、と。女性に参政権も認められていない時代、心底自由を満喫し自立した女性に育つジュディの、愛するおじさんへの書簡集。

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著者プロフィール

ジーン・ウェブスター

「2004年 『あしながおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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