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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784042179122
作品紹介・あらすじ
子犬のように仲良くじゃれあう仲間達も、今年は少し大人びて、恋の話に冷静ではいられなくなる。未来への希望と成長の痛み、そして初めての別れを美しいプリンス・エドワード島の四季と共に描く青春小説。
みんなの感想まとめ
青春の成長と切なさを描いた物語は、仲間たちの友情や恋愛、別れを通じて、人生の美しさと儚さを感じさせます。新聞作りを軸に、個々のエピソードが美しいプリンスエドワード島の自然と共に展開し、特に印象的なのは...
感想・レビュー・書評
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ストーリーガールの後編。
ストーリーガールやベブたちが、新聞を作るはなしを軸に、さまざまなエピソードが、美しいプリンスエドワード島の自然と共に綴られる。
中でも印象的なのは、ぶきっちょさんの恋物語だ。自分の理想の女性の 部屋を作り、家具や洋服をそろえ、空想の女性と会話するすがたは、訳者もあとがきに書いているが、確かにストーカーじみていてちょっとキモい…。
たが、その理想の女性そのままのミス・リードに出逢い、彼女もまた会った瞬間から、ぶきっちょさんに惹かれたというのはロマンチックだ。
アンシリーズを読んでいて思うのは、男女には、必ず赤い糸で結ばれた相手がいるのだということ!他の誰でもなく、初めから一緒になることを運命づけられたカップルがモンゴメリの作品にはたくさん登場する。
物語のラストは、ストーリーガールとベブたちの悲しい別れが描かれているが、
もうひとつ、おとなしくて心優しいセシリーが、いずれは結核で亡くなってしまうことが暗示されていて、それが切なかった。 -
子供たちの楽しく賑やかな日々のお話。だけど物語は大人になったベブが過去を振り返るNANA形式で語られている。かつてその地に住んでいた、今は亡き人々の話がたくさん出てくる。変わらずその地にある生命と青春、毎年訪れる春。だけど私には一度しかない人生、過ぎ去る世界…。楽しさの合間合間に挟まれた切なさがすごく効いてる物語だった。誰かのお墓に書いてあった、生けし時は愛しく楽しく、という文がすごく気に入り、私もそのように生きていきたい。
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楽しい時間は終わってしまうからこそ愛おしい。子供たちは離ればなれになって新しい生活を始めるようだけれど、そちらも覗いてみたい気がします。
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篠崎書林版を読んだのは20年以上前のこと。
でも全然好きになれなかった。
モンゴメリと共に少女時代を過ごし、そのモンゴメリが一番楽しんで書いていたと聞いていたのに。
子どもたちの群像劇とでもいうスタイルが、アンやエミリーといった一人の少女の物語に馴れた、
当時の私には受けれれられなかったのかもしれない。
でも、今は……すっかり、はまる。
四半世紀の時を超え、私はキング農園の子どもたちと、すっかり仲良しになっている。
前篇とでもいうべき「ストーリィ・ガール」よりも、子どもたちは大人になって、それぞれの抱えている家族の欠落問題も埋められていく。
そして、それは仲間との別れをも意味するのだけれど……
「黄金の道」、それは輝かしき子ども時代。
夢と神秘をすんなりと信じられ、仲間とともにいられた時代。
今、私自身がその時代をたまらなく愛しく思うからだろうか。
キング家の面々が愛しくてならない。
そして、セシリー。
「若草物語」のベスに社交性を加えたような少女。
彼女が可愛くてたまらない。
その未来の暗示と共に。
久々にモンゴメリの世界にどっぷり浸った。
幸せなひととき。
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