- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042179139
作品紹介・あらすじ
裕福だが厳格な祖母と美しい母と共に重苦しい生活を送るジェーン。ある日突然、死んだと思っていた父親が現れ、暗い都会から光に満ちあふれたプリンスエドワード島を訪れることに。温かな愛に包まれる物語。
感想・レビュー・書評
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高校時代からの何度目かの再読。
覚えてない。
エミリーと同じぐらい好き。
人物のかき分けが定番しかないと言われるモンゴメリだけれど、そうかな?
ジェーンの成長が、エミリーやアンとは違うものということはラストまで読めばわかるし
アンとエミリーも、キャラづけもラストも何もかも違う。
女の子が受容され、癒され、成長していくということは確かに似てるけど、同じ道は一つもないと言っているようだ。
ジェーンは大好きなキャラの一人。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で。赤毛のアンの人の本かあ…と読み始めて知りました。作者の名前覚えてなかった…
プリンス・エドワード島っていうのはこの人の本を読むとこの世の楽園のように思えてきます。簡単にいうとジェーンには田舎暮らしが性に合ったんだろうな。お祖母さんはかなり露悪的ですが掌中の珠のように育ててきた娘を旅行先のイナカモノに奪われたんだからジェーン父をよく言うはずはないのはわかる。が、孫まで嫌うその徹底さはある意味スゴイ。父母だけが良い人で周囲の家族が曲者揃いってのは何とも主人公頑張れって話ですが裏を返すと生活力のない父(別れた当時は特に)と世間知らずの自分の意見が言えない母の暮らしじゃあ確かにうまく行くはずもなさそう。そういう意味で大人になってジェーンがおばあちゃんに感謝する、とか言う話が合ったらきっと面白かっただろうなあとは思いました。 -
モンゴメリーの全集を手に入れて生きているうちに読み終わりたいと思っています。
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どこにいてもひとつくらいはシミのように気になる事(か人)があるところに強く惹かれる。
手元に置いておいて落ち込んだ時に読みたい本、再読あり
村岡花子訳版も読んでみたい。 -
萎縮していたジェーンが、開花するように成長を始めるあたりが好き。
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子供の頃から何度も読んだ村岡花子訳と読み比べをしたくて読んでみた。確かに少々疑問だった言葉の幾つかは解決した。中国名で「大角星」と記されていたうしかい座は,木村由利子訳では「牛飼い座」になっていたし,女の子のあだ名として疑問だった「こけらいた」は「オカッパ」と訳されていた。だが,私は全体的に村岡訳の方が格調高い気がして好きだったし,違和感なく読める気がした。ことにお祖母様の言葉遣いが木村訳はあんまりだと感じた。ただ,物語を締めくくるお父さんの言葉は,圧倒的に木村役がしっくりきた。木村由利子氏は相当な思い入れを持って本書を訳されたようだ。
L.M.モンゴメリの作品





