パレアナの青春 (角川文庫)

  • 角川書店 (1962年8月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784042212027

作品紹介・あらすじ

美しい青春の日々を迎えたパレアナ。いつでも喜ぶということは決して単なるお人好しで出来ることではなく、常に強い意志と努力が必要だということをポーター女史は、パレアナを通して語りかける。

みんなの感想まとめ

テーマは、成長と喜びの探求であり、主人公パレアナが大人になったことで直面する新たな困難や人間関係の複雑さが描かれています。前作の無邪気な少女から、他者の気持ちに寄り添う大人へと成長する彼女の姿は、読者...

感想・レビュー・書評

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  • 『少女パレアナ』は子供時代に読んでいたのにどうしてもっと早く読んでいなかったのかと少し悔いながら手に取ったが、これは大人になってからだからこそ面白さを感じられる作品だったように思った。

    前半は少女時代のパレアナの物語の続き。不幸と憂鬱に固く心を閉ざしてしまっている人の元にパレアナが光を連れてくる。
    後半は大人の女性となったパレアナとそれをとりまく人々の物語。パレアナの成長した姿は彼女らしさを失わないまま、素敵なしっかりした大人の女性になっていて、実際的な面も増え、うれしいような、寂しいような。

    少女時代のパレアナが初めて『喜びの遊び』をうまくできない事態に直面するのが印象的であった。どうにもできない困難のなかに生きている人と接するとき、こちらがどう捉え、どう接し、どう振舞うべきなのか、改めて考えさせられた。
    大人になってからのパレアナのストーリーは、少女漫画かシェイクスピア劇かと思うほどどきどきはらはらしながら見守る場面もあれば、深刻にそれぞれの人物の心境に胸を痛める場面もあり、また目まぐるしく状況の変わる展開には「えっ? えっ?! ええっ?!」とほとんど声に出そうになるようだった。
    辛い場面や困惑する場面が続いた後には、完璧なハッピーエンドで、前作同様、読み終えた後はとても幸せな気持ちになれる物語だった。

    個人的には、ハンディキャップのある人に対する接し方の描き方に関して、普遍的なものを感じ、またこの時代にそういった感覚がすでにあったことに少し驚いた。

    翻訳は『赤毛のアン』で有名な訳者村岡花子だが、やはりやはり少し古臭さが多くあり、読みづらさを感じる部分も少なくはない。慣れていればどうということはないが、『アン』のように完訳版があればそちらも読みたいと思う。

  • 少女パレアナの続編です。彼女はこどもの頃にはわからなかった人々の貧困や、障害を持った人たちの苦しみを知ることになります。パレアナの環境も変わります。よろこびを見つけることはどんどん難しくなりました。パレアナは何によろこびを見いだしたでしょうか。読みながら私の手は足は、いったい何のために、誰のためにあるだろうと思いました。

  • 「少女パレアナ」よりこちらの続編のほうが面白い。恋愛関係についてもう少し長くできそうなものをこの短さで収めているのがさっぱりしてて良い。二十歳で幼馴染との初恋、結婚。周りの皆さんも余すことなく結ばれる。うん、本当はこういう、清らかで作為のない流れがすっきりしてていいや、と昔の乙女は思っていた。思うことを許されていた。
    表紙がかわいいと思ったら吉野朔美なんだ。

  • 『少女パレアナ』の続編。

    前作での何にだって「喜び」を探して思ったこと全てお喋りしていたパレアナも、相手の気持ちに寄り添いながら言葉を選んで意見を話すように成長している。

    パレアナ自身が大人になったからこそ、「喜びを見つけるゲーム」が出来なくなることもあるけど、終盤にパレー叔母さんとの衝突が起きたことで「遊び」をしないのはパレアナらしさが無い、周りの人々も物足りないと感じさせるほどパレアナの「遊び」は誰かにとっての生き甲斐だし今で言うセルフケアのようなものなのかなと思った。

    自分にとっての幸せが何なのか探すヒントが得られる作品。

  • 小さなことでも拾い上げて、いつも感謝をすることが、幸せになる秘訣である

  • 「喜びの遊び」が下手になったと自覚できるのは、彼女が大人になったということだろう。
    幼い自分がやったことに対して、「そんなことを?」と思う。
    でも、その幼い自分に影響を受けた人たちが、今度は彼女自身に影響を与えている。
    物事は巡る。
    でもやっぱり、恋愛関係は喜びだけでは済まないこともあるのよね。
    この結末が全てめでたしとは思わないけれど、彼ららしいやり方だなとは思う。

  • 「少女パレアナ」の続編。

    名作「少女パレアナ」には及ばないが、成長したパレアナが描かれていて、面白く読めた。

    愚痴っぽくなったり、喜べなくなったり、とても人間的な面も描かれているが、それでもやはり本質は変わらない。

    (108)

  • いいこと探しの達人であるパレアナよその後のお話。前作ほどの驚きと喜びはないが、皆が幸せになるいいお話だった

  • パレアナが大人になってからの話が載っている。
    チルトン先生があまり出てこなかったけど、少しだけでもステキでした☆
    チルトン先生が死んでからパレー叔母さんがまた性格悪くなってしまって、チルトン先生の前で猫かぶってただけか!?なんて思ったり(笑)
    で、将来のこともう少し詳しく知りたかったな。
    二人は結婚してどこに住むんだろう?子どもたちが別々に新しい家に住んだら、みんなひとりぼっちになっちゃうし…。

  •  謎解きもあるし、これはこれで面白いストーリーです。
     ただ、前作から登場のある人物が不幸になっている設定なので、それが受け入れられるかどうかが、この本を楽しめるかどうかの分かれ目だと思います。
     私はこの人物が前作で一番好きだったので、受け入れることが出来ませんでした。

  • 2014年9月13日

  • Original title:Pollyanna Grows Up.

    今度はボストンへ行く事になったPollyanna。
    其処でカリウ夫人と暮らす事になりました。
    彼女は大事な甥を方々に探すも見付からずに8年間も塞ぎ込んで暮らしています。

    チルトン医師が言った「パレアナを一服」に思いかけずに笑ってしまいました。
    そしてこの一服で見違える様になった時の夫人が印象的でした。
    また、足が不具のジェミーが本当の甥であれば良いのにと思いながら
    読んだいたら、あの彼が行方不明の甥だったとは!!
    また不具のジェミーを傷付けない様に真実を明かさない彼の決断に惚れ惚れしました。

    最後はジミーとPollyannaの結婚式の様子まで描いて欲しかったです。

  • パレアナさん続編。図書館で借りました。
    年を取ってしまうと純粋さがかけるのかそれともネタが尽きたのに続編を乞われて書いたのか。なんとなく考えてしまう感じです。

    この作品が書かれた時期のアメリカで社会主義はまだ白い目で見られていたのかな~と思うところがありました。だから安易なパレアナの結婚話に流れて行ったのか。
    個人的には仕事もしないで過去の財産だけで喰っていける家族があったことがそれほど昔じゃないんだよなあとその辺りに驚く感じでした。

  • 前作が面白かったので続きを図書館で借りて読んだ。
    孤独だった人がいったん幸せになったのに、また不幸に逆戻りで偏屈になるのがかわいそうで前作ほど楽しめなかった。

  • 無邪気だったパレアナがどんな大人に成長するのか興味をそそられた。ハッピーエンドが嬉しい。

  • さすがの村岡花子訳
    読みやすい
    一冊の中でぐーんと成長したパレアナ
    大人になると、口調がとたんにオバサンくさくて笑えた
    この本の前半部分がすごく好き
    この作家は物語がすごく早足なのかな
    おばさんの変わり具合が悲しいです・・・

  • 最後がもどかしかった!!

    あと、はたちのパレアナって想像つかないな。
    赤毛のアンやあしながおじさんみたいに、せめて17,18歳くらいのパレアナに登場してほしかった。

    サディの台詞やジェミーの心境は、はっと思うことがあった。

  • 2010年1月1日(金)に読んだ。

  • ジミーはイケメンに成長するって信じてました

  • とても楽しくて一気に読みました。
    夢見る少女だと思っていたパレアナも大人のなって、
    現実の生活に悩んだりしながらも、いつも明るく生きています。
    恋にうぶなパレアナがとってもかわいかったです。

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著者プロフィール

(1893年6月21日~1968年10月25日)
翻訳家・児童文学者。数多くの児童文学の翻訳で知られている。山梨県出身。


「2022年 『赤毛のアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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