リンバロストの乙女 上巻 (角川文庫 マイディアストーリー 6)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042218036

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな本です
    人が人を思う気持ちが痛いくらい
    心に迫ってくるのです

  • 残念ながら今は絶版本…(´o`|||) たしか中学生の頃に買った本。 赤毛のアンとか好きな人はたぶん好きかなぁ? 母子家庭で貧乏、母親に虐げられて育ったエレノラは逆境に負けず、まっすぐ優しい少女に育つ。過酷な状況にあってなお人を思いやる心を持ち、勤勉で誰からも愛されるエレノラ。けれどやっぱりお母さんには愛して貰えない。何故!どうして…!上巻はそんな感じ(^O^)/ 下巻は母親の目が覚めてお互いを思いやれる素敵な親子になるから一安心。下巻はちょっと大人になったエレノラの恋の物語。 心に残るのは、お母さんの作るお弁当がとっても美味しそうって事…(笑)

  • 少女が苦難を乗り越え、成長し恋をする古き良きアメリカの物語。

    「赤毛のアン」と「ハーレクイン」が一緒になったような読後感。
    斜めに読みがちな人も、こんなオーソドックスな物語に浸ってみるのもたまにはいいかも。

  • 「エルノラが蓋を取ると、香料の国からの香りが立ちのぼった。籠の一方には途方もなく大きなシュガー・ケーキが十個ならんでおり、その上側は棒飴を輪切りにしたものがふんだんに点々とのせてあった。飴は溶けて透明な蝋のような蜜の小さな泉をつくっており、それぞれの菓子の中央には頭と尾が丁字の実でできている干しぶどう製の太った山鳩がのっていた。・・・」


    こんな豪華で可愛いお弁当(というよりデザート?)実際に見てみたい(^Q^)

    ヒロインのエルノラはケチで厳しいお母さんが思いがけなく作ってくれた豪華なお弁当に感激するんだよな・・・実はお母さんは口は悪いけど愛情をあらわすのがへただっただけ。ただしケチというのは本当。というか、日本と比べて必要以上に子どもにぜいたくをさせないのはいいことかもしれない。

    エルノラは学費をかせぐために森でめずらしい蛾を捕まえて売る。
    その話もとても面白い。

    説教っぽくなく、なんらかの教訓ってのもない。たんたんと細かい観察でストーリーが進む。その観察力がすばらしいせいなのか、いろんな場面が鮮やかに印象に残る、そういう本だ。

  • 今は亡き氷室冴子先生おすすめの少女小説

    健気で人間の器が大きく、美しい少女エルノラ。
    不遇な家庭環境に負けず、自らの手で学校で学ぶチャンスや友人、恋人を得ていく。
    ドレスと食べ物の描写が楽しいというのは、氷室先生に共感。
    これが家庭小説の醍醐味だよね〜。

  • 物語の展開にハラハラドキドキ

  • 『リンバロストの乙女』 上下 
    竹宮恵子が漫画化した『そばかすの少年』の続編

  • こんなに美しい景色を見たのは久しぶり。

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著者プロフィール

1863-1924。米作家、博物学者。インディアナ州生。1886年、リンバロストの沼地のあるジュニーヴァへ移住、雑誌への寄稿を開始。初小説『そばかすの少年』(1904)と続篇の本書が大ベストセラーに。

「2015年 『そばかすの少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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