七つの人形の恋物語 (角川文庫)

制作 : 金子 國義  矢川 澄子 
  • 角川グループパブリッシング
4.17
  • (63)
  • (46)
  • (31)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 453
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042404040

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 愛するが故に憎みひどい仕打ちをし、しかし、七つの人形を介しては優しく楽しく振舞う・・・心の矛盾のさまが若い頃の自分を見てるようで、彼の心が手に取るようにわかった。
    七つの人形を介して人形使いを少女の成長や心の葛藤を描く、さすが、ギャリコ。珠玉の作品。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「愛するが故に憎みひどい仕打ちを」
      或る意味サナギから、蝶に変身する話ですよね、気付かなければ殻は破れない。人生は、そう言うモノなのか、気付...
      「愛するが故に憎みひどい仕打ちを」
      或る意味サナギから、蝶に変身する話ですよね、気付かなければ殻は破れない。人生は、そう言うモノなのか、気付かないままだと悲惨だなぁ、、、
      2013/02/27
  • 全部が違うけど、それぞれがお互いの幻覚的な哀しさがある。ハッピーエンドなのだろうが人形ののちを想像できない辛さがある。

  •  ベタに好きだ。
     愛し方がわからないんです、キャプテン・コックは。
     だからイライラしちゃってあたるしかできなくて、
     力でねじ伏せようとしてる。

     でも、理解してくれる子でよかったね、ムーシュが。
     そうなると…やはり心のどこかに孤独を抱えている
     人同士の方が、わかりあえていいのかしら…

     まあ孤独を感じない人なんていないけれどさ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「愛し方がわからないんです」
      ギャリコの優しさがストレートに出た作品。彼が書く多くの主人公は、何所か屈折していますが、その「判り難さを気付い...
      「愛し方がわからないんです」
      ギャリコの優しさがストレートに出た作品。彼が書く多くの主人公は、何所か屈折していますが、その「判り難さを気付いてあげて」と言われているようで切ないです。。。
      2012/11/28
  • いつも、ギャリコの作品が持っている優しさの力に救われています。

  • 世界観はやはり好き。
    悲しい話なのに心温まる。そしてなんともいえない余韻が残る。
    「ジェニィ」もすごい好き。

  • 痛さがあるのに妙に綺麗な話。どっちも。愛されたい、必要とされたい。でも片方は命を助けて尽くすのに、片方は愛したい者を痛めつける。「スノーグース」死んだ男のそばを離れない鳥なんて見た日にゃ泣きそうだ(/_;)「七つの」人形たちがほんとに生きてるみたいで、一座の芝居観に行きたいわ、かぶりつきで。でもフランスの人形って怖いんだよな(¯―¯٥)セサミストリートみたいならいいのに。ムーシュに甘える赤毛とキツネが可愛い(*´∀`)

  • オゼキさんリコメンド

    表題作ともう一編「スノーグース」の2作からなる中編集。

    さすがに30年の時の評価を経て来たことはあり、たぶん訳文の妙も手伝って、優しい気持ちで読めた。

  • 往来堂書店『D坂文庫2012冬』から。
    表題作と『スノーグース』の二編を収めた一冊。どちらも悲劇的な話なんだけれど、深い愛情がじわっとにじみ出てくる。だから、悲しいストーリーとは反対に読後感にはあたたかいものが混じる。
    人形が言葉を発するという表題作の設定も、一見すると奇抜かつチープなものに思えるけれど、一旦ストーリーに"入って"しまうと、この設定は愛情を表現するための効果的な方法だということがよく分かる。
    心が痛んだ時や乾いた時にもってこいの一冊。

  • 初ギャリコ。
    表題作、実に奇妙で美しい物語だった。

  • 2017年10月7日に紹介されました!

全65件中 1 - 10件を表示

ポール・ギャリコの作品

七つの人形の恋物語 (角川文庫)に関連する談話室の質問

七つの人形の恋物語 (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする