- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042404040
作品紹介・あらすじ
虚と実、仮面と素顔とが人形芝居の舞台の内と外で演じられる、キャプテン・コックとムーシュの波乱に富んだ愛の物語『七つの人形の恋物語』。代表作『スノーグース』も収録、ギャリコファン必携の一冊。
感想・レビュー・書評
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猫丸さん
『雪のひとひら』原マスミ版ではないけど読了しました。
ありがとうございます!
今の季節にぴったりで、心が洗われたような気持ち...猫丸さん
『雪のひとひら』原マスミ版ではないけど読了しました。
ありがとうございます!
今の季節にぴったりで、心が洗われたような気持ちがしました。
『トマシーナ』を読んでみたいのですが、どの版がいいとかあるんですか?2021/01/15 -
まことさん
トマシーナは矢川澄子(訳)しか読んだコトがないので、比較出来ませんが、
今流通しているのは、山田蘭(訳)和田誠(カバーイラス...まことさん
トマシーナは矢川澄子(訳)しか読んだコトがないので、比較出来ませんが、
今流通しているのは、山田蘭(訳)和田誠(カバーイラスト)河合隼雄(解説)創元推理文庫だけです(猫は未読、河合隼雄が気になる)。。。
図書館で借りられるなら、矢川澄子(訳)金子國義(カバーイラスト)角川文庫と建石修志(イラスト)大和書房があります、、、2021/01/15
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往来堂書店『D坂文庫2012冬』から。
表題作と『スノーグース』の二編を収めた一冊。どちらも悲劇的な話なんだけれど、深い愛情がじわっとにじみ出てくる。だから、悲しいストーリーとは反対に読後感にはあたたかいものが混じる。
人形が言葉を発するという表題作の設定も、一見すると奇抜かつチープなものに思えるけれど、一旦ストーリーに"入って"しまうと、この設定は愛情を表現するための効果的な方法だということがよく分かる。
心が痛んだ時や乾いた時にもってこいの一冊。 -
愛するが故に憎みひどい仕打ちをし、しかし、七つの人形を介しては優しく楽しく振舞う・・・心の矛盾のさまが若い頃の自分を見てるようで、彼の心が手に取るようにわかった。
七つの人形を介して人形使いを少女の成長や心の葛藤を描く、さすが、ギャリコ。珠玉の作品。-
「愛するが故に憎みひどい仕打ちを」
或る意味サナギから、蝶に変身する話ですよね、気付かなければ殻は破れない。人生は、そう言うモノなのか、気付...「愛するが故に憎みひどい仕打ちを」
或る意味サナギから、蝶に変身する話ですよね、気付かなければ殻は破れない。人生は、そう言うモノなのか、気付かないままだと悲惨だなぁ、、、2013/02/27
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(あらすじ)
身寄りがなく、役者になるのを夢見てパリにやってきた少女ムーシュは、劇団から解雇され失意のうちに川に飛びこもうとした所、赤毛の人形に声をかけられ命拾いする。そこにいた7人の人形達とムーシュはすぐに仲良くなり、一座の興業に同行する事になる。
一座には人形達の他にギター奏者兼運転手兼雑役係の黒人ゴーロと座長である人形使いのキャプテン・コックがいた。コックは見掛けが醜く恐ろしいだけでなく、高圧的で意地悪だった。ムーシュは夜はコックから酷い扱いを受けるものの朝は人形達に親切にされ、人形達を本当に生きてる者のように好きになる。
ムーシュが興業に同行して1年ほど経った頃、別の興業で来ていた軽業師の青年と親しくなった事で、それまでの関係に変化が出てきて…
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ポール・ギャリコの『さすらいのジェニー』はネコ好きには面白い内容だった。『雪のひとひら』はきれいすぎて…なんだかな…という感じだった。
本書に併載されてる『スノーグース』は醜い男と純真な少女の淡い恋物語で、なかなかいいお話だった。
表題作も同様に醜い男と純真な少女…なのだけど、男のほうが一癖も二癖もあって、それを補うように人形達の存在があって…それ故余計の面白く読めた。7つの人形達それぞれも個性的で魅力がある。素敵なおとぎ話だと思う。 -
痛々しくて、絶望的な状況なのに、そこからあまりにも優しい物に包まれる物語。
ミュージカル リリーの原作で、辛いけど好きな作品。 -
全部が違うけど、それぞれがお互いの幻覚的な哀しさがある。ハッピーエンドなのだろうが人形ののちを想像できない辛さがある。
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「愛し方がわからないんです」
ギャリコの優しさがストレートに出た作品。彼が書く多くの主人公は、何所か屈折していますが、その「判り難さを気付い...「愛し方がわからないんです」
ギャリコの優しさがストレートに出た作品。彼が書く多くの主人公は、何所か屈折していますが、その「判り難さを気付いてあげて」と言われているようで切ないです。。。2012/11/28
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