ピーターパン (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042423027

感想・レビュー・書評

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  • 2004年に出版された「ピーター・パン」。
    ディズニー作品として有名であり、不朽の名作である。今でも多くの子どもたち、大人にも夢を与え続け、想像力をかき立て、大人たちに子どもの時のワクワクを思い出させてくれるファンタジー作品となっている。(とな)

  • J.M.バリー原作のピーター・パン2作のうちディズニーがアニメにした方の「ピーター・パンとウェンディ」の翻訳
    アニメよりずっと長い話。

  • 「ピーター・パンとウェンディ」の方。
    以前読んだ時は、ディズニーと全く違うフック船長にすっかり魅了されたが、今回読み直すと「母の哀しみ」という印象が強い。
    子を持つ母だけでなく、望んだけれど得られなかった、失ってしまった、それに将来子を産むことが社会的に定められているといった潜在的な母も含めて。
    文章の美しさ、物語の不穏で不健全な面白さは何度読んでも心を捉える。
    しかしそれだけに留まらず、本を閉じた後でも様々なことを考え続けずにはいられない厚みを持った作品。

  • w

  • ディズニーの映画でしか見たことなかったけど、本も読んでみた。
    深い。楽しい。

  • ネバーランドはこどもの遊びの世界。凝り固まった大人の頭では到底描けない世界。こんな世界を大人が書いてるなんて...!と愕然としました。印象的だったのは、こどもたちの世界では「死」というものがとても軽く扱われるということ。概念がないというのは、良いのか悪いのか。だけどこどもはまるで悪魔で、だからこそ愛おしいのかなと思いました。個人的にはフック船長の描かれ方がせつない。彼は「死」の象徴で、バリの弱さのような気がしました。読み終えたあとにDVDでジョニー・デップがバリを演じている映画『ネバーランド』を観たので。

  • 初めてピーター・パンを知ったのは某アニメーション映画。
    次に洋画。それからネバーランド、というバリさんが主役の映画。そしてこれ。
    どれもぴったりと合うことはなくて(当たり前だけど)、それぞれの考え方とかあるんだろうなぁとか。

    最後の場面は泣いた。

  • ウェンディーはいまだ本当の恋も知らない13歳の女の子。でも、周囲の大人たちはそろそろレディになるための教育を始める頃合いだと感じていた。いよいよ明日からのレディ教育を前にした、子供として過ごす最後の夜、彼女の前に不思議な少年ピーター・パンと小さな妖精ティンカー・ベルが現われる。ピーターは、ウェンディーが夜弟たちに語るお話を聞きに何度も彼女たちの部屋へ訪れていた。すぐに打ち解けた彼らは、海賊と妖精が住み、永遠に子供でいられる島“ネバーランド"へ向けて一緒に飛び立つ。
    とっても夢あふれる国で自分までネバーランドにいる気分になりますよ。
    映画のピーターパン役の外人がかっこいい!!

  • ●英
    それにしても切ない。

  • こちらのピーター・パンはたぶん原作に近いと思います。
    ピーターは忘れっぽい少年なので、ラストあたりはちょっとひどいなと思う部分もあります。
    (ラストあたりじゃなくても、若干残酷な部分もありますが。)
    ピーターはいつでも目の前の冒険に夢中で、昔のことなんて忘れてしまう。
    だけど、そんなピーターでも忘れなかったものがある。
    ラストは切なくもありますが、ピーター・パンならではのラストです。
    ウェンディたちが戻ってきただけで終わってしまう作品もありますが、このラスト部分こそがピーター・パンらしいなと思います。

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