東京アンダーワールド (角川文庫)

制作 : Robert Whiting  松井 みどり 
  • 角川書店
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本棚登録 : 340
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042471035

感想・レビュー・書評

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  • 2002.11.30~ 12.12 読了

  • 20151111

  • 日本の裏社会や六本木の歴史など、ディープな世界が興味深く面白かったです。

  • GHQ、RAA、力道山からロッキード疑獄まで。
    歴史の、教科書に載らない部分は コチラ。

  • 戦後の東京の裏の歴史を、一人のガイジンを通して眺められたのではないかと。
    それはそのまま日米史になるものであった。
    非常に面白く読めたが、
    真似はできそうもない苦笑

  •  敗戦後の混乱期に東京の闇市から身を起した、一人の外国人ニコラ・ザペッティのノンフィクション小説である。本人との度重なる取材を経て、その事実の裏づけを取り当時の東京の闇を暴く。暴力に支配された裏社会を生き抜き飲食店で成功を収めるニコラだったが、晩年は訴訟を抱え失意のどん底で苦悩する。ニコラの様な人生に共感することが出来る人は稀である。共感できないからこそ、一般人なのである。

  • ニック・ザペッティっていうレストラン経営者にして元プロレスラー、闇世界にも通じたイタリア系アメリカ人(後に日本に帰化)の半生を通して戦後の日本、東京の裏社会を描く。話手であるザペッティ氏のかなり個人的な話も結構含まれるので、他人の離婚やら借金やらについて特段興味のない方はざっくり飛ばし読みしてもいいかもしれない。今から10年前に出版されただけあって、構造改革路線へのシンプルな礼賛と日本社会の非効率性・閉鎖性などへの批判がある種の懐かしさをかもし出すとともに、「この程度の理屈でコロッと騙されてたんだ?」という悔悟とも何とも形容しがたい読後感が残る。肝心の裏社会の話にしても、まあそんなもんなんだろうな位の印象。

  • 戦後の裏社会を垣間見る!的な内容。
    特定の人物(ザペッティ)の話が非常に長く、 その時代の背景や思想、その推移などの大枠の話があまり無かったためにあまり実感が湧かず・・。その時代に詳しい人であれば楽しめるのかもしれない。

  • 夜の東京を支配する「不良外人」ニコラ・ザベッティが戦後、進駐軍への日本人たちの卑屈な劣等感に始まり、国民の英雄:実は北朝鮮人だった“力道山”との関わり、児玉誉士夫、横井英樹ら闇社会の実力者との交友。そして腐敗した政界との深い関係も暴露!日本の戦後を裏社会から見た日本史が迫力あります。ニコラが晩年、日本に帰化した時には、日本は自信満々で、戦後と異なり米国を馬鹿にするという逆説もまた面白いです。裏日本史のどこまでが真実なのか?参考文献を見る限りどうなのか、興味しんしんです。

  • 10年余り前に出版された時から気になっていた本。先日ブックオフで105円だったのでやっと読んだ。

    ニューヨークの貧民街ハーレムで生まれたイタリア系アメリカ人ニック・ザペッティは、終戦直後に占領軍の下級兵士として来日した不良外人である。この本は、そんな彼の目から見た赤裸々奇想天外な戦後史である。登場するのは彼自身付き合いのあった力道山をはじめ一般社会の人間が名前は知っているような政財界の有名人やヤクザ・右翼など日米のあやしげなヤミ社会の面々。日米の国家権力とヤミ社会の魑魅魍魎が跋扈する生々しい終戦後の日本。そんな戦後の混乱期に不良外人ニック・ザペッティは、ヤミ社会での不法ビジネスを軸に商売で大成功と大凋落を味わった。そして1992年72歳、バブルがはじけた時期の東京で波乱の人生を閉じた。

    これも又戦後史の名著である「突破者」の著者宮崎学氏が巻末の解説でこう書いている。「日本社会は、今も戦後の混乱期と本質では何も変わっていないのである。」現在もヤミ社会と国家権力との関係は終戦直後と本質的に同じである。

    教科書やマスコミ記事のような表面的戦後史ではなくリアルな戦後史がここにはある。この本と併せて、昨年ベストセラーになった孫崎享氏の「戦後史の正体」、上記の「突破者」を読めば本当の戦後史が少し見えて来るのではないかと思う。

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