- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042472018
感想・レビュー・書評
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第二次大戦時日本軍に追われてアメリカに移民せざるを得なかった
中国人 壮絶な苦労をした一世と二世のものがたり
中国人そのものの母とアメリカ化した娘の確執
最後には理解しあい許しあいするのだが
日本人から見るとあまりにも大陸的というか烈しくてわからない人種と思ったが
母娘が解かり合うのにする烈しい過程は人間としての共感を呼ぶ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはね、書けない。感想書けない。だって心当たりが多すぎる。
2016_036【読了メモ】(160627 11:23) エィミ・タン『ジョイ・ラック・クラブ』、小沢瑞穂 訳/角川文庫/1992 Jun 10th/Amy Tan "The Joy Luck Club" -
文学
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母が娘を呪い殺し、娘が母を呪い殺す、愛という小説。
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異質・異国な感覚と触れ合えておもしろかった。
翻訳された文の中にもあえて中国語や英語を使っているからかなぁ。アイヤー癖になります。
登場人物がみな性格が意地悪というか奥が深くて良い。
ジョイ・ラック・クラブあまり関係ないと思っていたけれど、麻雀卓上での会話なのかもしれない。
最後の異父姉妹の話を父にせがむところで「中国語で話して。わかるから」という所がグッときた。 -
中国で生まれ育った母たちとアメリカで生まれ育った娘たちの物語。
文化や言葉にも負けない母の強い愛情が溢れていた。60年ほど前の中国での女性たちの声なき叫びには、同じ女性として何とも言えない気持ちになった。
今、私が目の前にする母にもまだ語り切れていない人生の苦労や悲しみがあるのだろうかと考えてしまった作品だ。 -
母と娘の物語。
現代の中国とはまた異なるのだろうなとは思いつつも,母たちの力強い生き方に感動します。 -
読了
内容(「BOOK」データベースより)
1949年、サンフランシスコ。過去の影に引かれるように4人の中国人女性が集まり、マージャン卓をかこみ、点心を食べ、中国での昔話をする会をひらき、その会を“ジョイ・ラック・クラブ”と名づけた。それからほぼ40年が経って、メンバーの1人が亡くなった。その娘があとを引き継ぎ、母親の長年の希いと悲劇的な秘密を初めて知らされる。それをきっかけに、“ジョイ・ラック・クラブ”の女たちは各々の過去をたどり、記憶にとどめ、物語りたい衝動にかられていく―。 -
構成はあまりうまいとは思わない。誰が誰だったかごっちゃになるし。
でも内容は、それぞれに色々な苦しみ、思いを持って必死に生きていた母親達がいきいきと描かれているのと対比して、アメリカ人になった娘達の人生の悩みもまた、現実感と切実さをもって描かれていて、面白かった。
中国人もずいぶん変わってきたんだなあ・・・ということも思いました。 -
読み終わって長い旅をしてきた感じ。<br>中国人の母とアメリカ人の娘のお話。<br>
母親たちの幼少時代が面白い。しきたりとか言い伝え、古い中国では日常に深く浸透していて、母は娘に恐れさせ戒めたりして伝えていく。<br>最初は登場する娘同様、彼女たちの母親の口うるさいところや迷信じみたところが鬱陶しく思ったけれど、読み終わる頃には、母たちの娘への愛情の深さに気付く。<br>