アクロイド殺人事件 (角川文庫)

制作 : 松本 恵子 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 13
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042502012

感想・レビュー・書評

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  • 「アクロイド殺し」(ハヤカワ)、「アクロイド殺害事件」(創元)など、大人の事情が多々関与しているクリスティの名作。いわゆる「叙情トリック」という、読者を最初から最後までだます手法の代表作でもある。

    クリスティ作品を長らく読んでいなかったのだけど、ポワロのキャラクターって、こんなに嫌なやつだっけ?というのが一番最初の印象。叙情トリックの一環なのかもしれないが、いちいち「脳細胞を働かせないと」と挑発してくる。

    殺人事件が起こる前に2人ほど死ぬ人が出てくるのだけど、短い文章の中で人間関係が若干複雑なため、読み落としてしまうかもしれない。

    あとは「この中に犯人がいます」という、古典的な犯人探し。名作過ぎて犯人はわかってるんですけど、状況が二転三転するため後半はかなりスムーズに読めるはず。

    犯人を知っていても、自ずと感情移入して読んでしまうため、展開はなかなかスリリングである。ただし、最近の訳の方が読みやすいかもしれない。文庫本で手に入りやすいが、この本においては読書家向けとしておきたい。

    ところで、クリスティ女史は、麻雀もやってたんですなあ。そこが非常に新鮮ではあった。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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