Xの悲劇 (角川文庫)

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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042507154

感想・レビュー・書評

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  • 新訳本が出ていたので久しぶりに読んでみました。
    こんな話だったっけ??
    もっと面白かった気がしましたが(^_^;)

  • トリックを違う本で読んでしまったので、先にYの悲劇から読みましたが、やはり気になり手を伸ばしてみました。
    トリックがわかっていても、最後のシーンでは驚かされるし、ドキドキしながら読破しました。

    個人的にはYの悲劇ではなかった、ドルリー・レーンの変装シーンが一番好きです。
    あと是非ともハムレット荘に行ってみたい…。

  • 犯人当て自体よりもどうしてそうなるのかを突き詰めていく過程が秀逸な傑作ミステリ。描写は非常に生々しいのだが人によっては冗長と感じるかもしれない。ただし探偵レーンの謎解きシーンはそれまでの冗長さを吹き飛ばす破壊力があり、退屈さを感じた人も(ミステリ好きなら)是非最後まで読んで欲しい。なお必要なヒントは全て提示されており、読み返すと納得がいく作りなのも良心的。有栖川有栖の解説も愛があって良い。

    ベストミステリ20くらいを挙げてみれば恐らく大半の人はこれを外さないと思う。(人によってはYの方を上につけるかもしれないが)

  • 2012 3/18読了。WonderGooで購入。
    初エラリー・クイーン(と言っても本作は当初バーナビー・ロス名義で発表されたものだけど)。
    あまりにも有名なドルリー・レーンシリーズの第一作。
    シェークスピア劇の役者として名を上げ、聴力が落ちたことをきっかけに引退したアメリカの俳優・ドルリー・レーンが、その類稀な推理力を頼られてニューヨークで起こったある一連の殺人事件の解決に尽力する。

    本格として凄く有名なことは知りつつ手を出してなかったシリーズ。
    WonderGooでセールをやっていたことを機に手にとったのだけど、なるほどこれは面白かった。
    立て続けに起こる事件自体の謎もそうだけど、解決に至ったシーンや裁判で被疑者の無実をレーンの推理で証明するシーンなんかの鮮やかさはため息が出そう。
    最初は探偵役に疑問を持ちつつも、後に協力的になるサム警視のキャラもなかなか。
    第二次大戦前のアメリカという舞台設定も(電車とかフェリーとかバスとか)興味深くて、読んでてのめり込んでいける本だった。
    『Yの悲劇』もぜひ読もう。

  • ミステリの名作、ようやく読みました。
    時代背景が古くて、読んでてしんどいとこがあったり、とにかく話の進み方が回りくどいとか、色々あるけど、レーンのドヤ顔での真相解明でまぁ最終的にすっきり。
    ダイイングメッセージ自体、これが始まりらしいですね。

  • フェアな本格推理小説。犯人を推理してみようと意気込んで読んでみたものの、まったく分からず最後のドルリー・レーンの推理で「しまったー!そうかー!」と歯噛みさせられました(笑) 新訳ということですが、古典ミステリでたまにある読みにくさは確かに感じなかったので、この新訳バージョンでぜひクイーンのロジックを楽しんでほしいです。

  • 登場人物の表記がファーストネームだったりラストネームだったり、はたまた職業だけ(警部は…みたいな)だったりで、登場人物列記の欄と照らし合わせることしばし。
    訳者が統一してくれれば読みやすいのだろうが、原作を勝手に変えられないという事情もあるのだろう。
    ストーリーや謎解きは〝大どんでん返し〟みたいな作品が溢れる昨今からすれば驚く程ではないが、100年前に書かれた作品としたら傑作なのだと思う。

  • 100年前に書かれた小説と思うと、そこまで古臭くなかった。海外の本は登場人物を覚えづらいな、、、笑

  • ミステリーの基本の顔のない死体は別人を疑えは当たったけど他のことはまったく予想できなかった。集中して読めてなかったのかあまりおもしろく感じなかった。時代が古いからなのか言い回しとかが難しくて、自分の知能では読みにくかった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/729668

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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