レーン最後の事件 (角川文庫)

制作 : 越前 敏弥 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 160
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042507185

感想・レビュー・書評

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  • 頭が真っ白になる衝撃の結末。
    まさか、、、、

    『Xの悲劇』、『Yの悲劇』、『Zの悲劇』、『レーン最後の事件』の順にあまり間をおかずに読めたことを嬉しく思う。
    前の3冊はタイトル通りの「悲劇」だった。
    たぶんもう読み返さないだろうと思っていた。
    面白かったけど、結末が分かっていて読みたい類の本じゃないと。

    でも、『レーン最後の事件』を読んで、主人公について私が信じていた人物像が粉々に砕けたことで、このシリーズがより恐ろしく、だからこそより魅力的なものに感じられるようになってしまった。
    「あれ」もそうだったんだ…。
    「あれ」も演出だったのか…。
    シリーズ全体の色合いが、レーンの推理と言葉から受ける印象が、ガラリと変わってしまった。
    頭がぼーっとしてしまう。

    たぶんまた読んでしまう。
    このシリーズの輝かしい探偵役である名優は、今度は全く違う顔を私に見せてくれるだろう。

  • 最後の展開はなかなか衝撃でした・・・
    レーン4部作をもう一度読みたくなりました。

    こんな展開を考えたエラリー・クイーンは素晴らしい!!

  • 警備員の失踪と稀覯本盗難というシェイクスピアにまつわる小さな事件のその先に
    1933年当時の読者たちをきっと大いに震え上がらせた悲劇が待っていた。
    精緻なパズラー。
    シンプルで強く衝撃を伴うロジック。
    息を詰まらせるその衝撃の只中に投げ出され、閉幕。

    四部作の一つ一つが「起」「承」「転」「結」の一つとしてちゃんとターニングポイントになっていてその構成に惚れ惚れする。
    終点まで辿り着き
    それぞれのターニングポイントの意味を噛み締める。

    誉れ高きレーン四部作の完結編。

  • サム警視の元へ舞い込んだ奇妙な依頼。
    一通の封筒の保管、警備員の失踪、
    観光バスに紛れ込んだ2人の男。
    いずれの調査も徒労に終わる。
    更に、博物館からシェイクスピアの
    年代物の貴重な本が盗まれ…。
    幾つもの不可解な謎を、
    ドルリー・レーンはどう推理するか。


    四部作のラスト。
    世間一般の知名度は、X、Yの悲劇が
    抜きん出ているが、
    読み物としての面白さはこちらの方が
    抜群に魅力的に感じられた。
    派手な殺人事件は殆ど登場しないが、
    非常に不可解で「面白い」幾つもの謎が
    次々に提示され、
    これらがどう結びつくのか
    楽しみでならない。
    シェイクスピアにまつわる美術、
    歴史ミステリといった趣である。
    そして衝撃の結末。
    後半で気づく人は少なくないだろう。
    だが、気づいたから何だというのだ。
    このシリーズにあの結末を用意する
    エラリー・クイーンの凄さ。
    パズラーとしては今ひとつの物語
    かもしれないが、読み物として
    ドルリー・レーンという稀代の
    名探偵を描いた作品として傑作だった。

  • 2016/08/21読了

  • ミステリーというより、稀覯書をめぐる小説として楽しむ。シェイクスピアは改めて、西洋文明においては知識階級の教養なんだな〜と実感。今年2016年はシェイクスピア没後400年!

  • レーン四部作の最後の作品。
    前作Zでは、あまり登場しなかったレーン氏が、今作ではかなり登場するシーンが多く、ラストだからかと一抹の寂しさを覚えながら読み進めた。

    四部作の中で最もどんでん返しが酷く、最も残酷で、最も悲しいストーリー。
    サム警視の元を訪ねてきた奇妙な客から、ストーリーは始まる。
    いたずらに見えたその依頼が、歴史を揺るがす大きな事件へと発展。
    あまりにも混乱する内容だったが、ラストは本当に本当に悲しい終わり方だった。

    しかし、四部作の中でこれが一番推理が難しく、一番面白かった。

  • なんということだ!としか言えない驚愕の結末だった。

  • 最後の悲劇感激

  • ドルリー・レーン4部作の完結編。ラスト1章の急展開に引き込まれた。結末はペイシェンスの心情に同調して哀しくなった。この結末を書きたいがための4部作だったことを実感させられる。

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