リプリー (角川文庫)

制作 : Patricia Highsmith  青田 勝 
  • 角川書店 (2000年6月発売)
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042518013

リプリー (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 映画『太陽がいっぱい』と違って、スクリューに絡まってて「キャーッ!」のラストはないけれど、原作もおもしろかった。

    これほどの度胸と演技力があるなら、トムはやっぱり俳優を目指せばよかったのに…。それを言ったらお仕舞いか。
    トムの犯行はもちろん卑劣。でも、この人、どうしても憎めない。その意味では、『砂の器』の和賀英良とどこか似てる。
    トムは大好きなディッキーを永遠に失った。手にした財産でトムの孤独は果たして埋まるのだろうか。

    それにしても、指輪と封筒(遺言書)を「忘れてたんですよ~」って立て続けに出したら、普通は怪しまれないか? 警察とグリーンリーフ氏はどこまでお人好しなの?

    他人のお金で優雅に旅行三昧だなんて、正直、う、うらやましいっす。行きたいなぁ、ベネチア。善良な市民はこつこつ貯金をするとしよう。

    トム役は若きアラン・ドロンよりマット・デイモンのほうが原作の雰囲気に近いかも。『リプリー』も見てみよっ。

  • 映画のリメイク作品特集を捜す過程で知った作品。邦題「太陽がいっぱい」「リプリー」の原作。(原題:The Talented Mr.Ripley)といっても、まだ映画はどちらもみてないんだけど。

    普段はあんまり手に取らない系統の作品。サスペンスドラマは好きだし、ミステリー小説も好きなのに何故だろう…。

    …そしてやっぱりあんまり好みではなかったんだけど。

    でも、頁を閉じた瞬間ほっとするくらい、読んでる最中ずっと息を詰めてた。
    それくらい、主人公のトムの行動とか心情から目が離せなかった。捕まりそうな状況に陥るたびに、ハラハラしてしまった…。

    リプリーはシリーズになってるみたいなので、他のも読んでみたい。

  • 読み終えたとき、トム・リプリーという人物にただただ呑まれていることに気づいた。この物語を最初から最後まですべてを仕組んでいた運命という存在に“目をつけられた”主人公は、それだけで畏怖の対象になる。
    作中、主人公は常に追われている。鬱屈な日常、依頼された仕事の期限、親友になれたであろう青年の目、そしてトーマス・リプリー以外のあらゆる人間にだ。
    主人公は万能な存在ではなく、しかし優秀な存在である。作中で主人公がしでかした大きな事件は破滅に突き進むばかりのものと思われ、主人公の背中を追う読者は常に後ろを気にしなければならない。
    恐怖と緊張を戦い抜いたときの結末は何者にも代え難いものとなるはずだ。

  • 2度映画化されて、話の展開は分かっていても、とても緊張感があって引き込まれ、ページをめくる手を止められない本です。

  • ずるずる引き込まれるサスペンス。読み始めたら止まらない、いや、止められない。多くは語るまい。とにかく、どきどきしながら必死になってページをめくるあの感覚が好きなら読んで損はない。アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」の原作としても有名。

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