バルコニーの男 (角川文庫)

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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042520016

感想・レビュー・書評

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  • 頻発する辻強盗と少女を狙った殺人事件。
    70年代のスウェーデン。
    都会のストックホルムでマルティン・ベックが地道な捜査をすすめる。

    地味だけど、面白いこのシリーズ。
    ミステリというより、出てくる街の人々や刑事たちの生活が描かれた警察ドラマのような楽しみがあります。

  • 連続少女殺害事件が起こり、マルティン・ベック等刑事たちが地道に捜査を進める。いつものことながら、丹念にその過程を描いているのが良い。捜査の基本を怠らず無駄骨を折っているからこそ、時に偶然や直感から糸口をつかんでも自然に思えるんだな。ところで「労働恐怖症」という病名は本当にあるんだろうか。

  • マルティン・ベックシリーズ。
    読みにくさもない代わりにハラハラドキドキ感もなく、最後、犯人が捕まった件を読んだらバカミスかと思った。
    もしや私の読み込み力の無さかとも思い、結末を二度読みしたけどやっぱり変・・・

  • 〝刑事マルティン・ベック〟シリーズ第4弾は、ストックホルムが舞台。「都会」が舞台ゆえ、ここではさまざまなパターンの「目撃」がストーリーを生んでゆく。見ていないようで見ていたり、偶然に見たり、こっそり見たり、あるいはまた見ているようで見ていなかったり……都市では無数の視線が交錯し、事件はその網の目のすきまに起こる。いわゆる都市型犯罪である。

    連続強盗事件と連続少女誘拐事件、ふたつの神出鬼没に発生する事件を追いかけるマルティン・ベックらいつもの面々(今回新たに「グンヴァルド・ラーソン」なるなかなか強烈なキャラクターが加わる)は、クモの巣のように複雑に入り組んだ無数の「視線」に絡めとられてしまったか、今回ばかりはいつになく切れ味が鈍いようだ。そのかわり、ここでは市中を巡回している警官たちが思わぬ活躍をみせるが、それは彼らもまた、ある意味〝都市の目撃者〟なのであり、ときに「見ること」にかけてはマルティン・ベックら以上に〝プロ〟と呼べるからである。しかしこの、あえて「ヒーロー」をつくるのを拒むかのようなラストの呆気なさは前作同様。そこがまた、いかにも北欧らしくもあるなぁ。

  • 相変わらず地味。
    リアリティがあるというか、
    ドキュメンタリーみたいだというか、
    盛り上がりもないし、危機一髪もない。

    多少、犯罪の質が変わって、
    スェーデン社会が変わってきたのは感じたけど。

    目撃証人となった3才の男の子がかわいい。

  • 解説の「高度福祉社会における個人の犯罪」というのが、同じ異常者犯罪でも日本と違うところなんだなぁと解説読んで知るという…なるほど。

  • マルティン・ベックシリーズ第3弾
    一九六七年ストックホルムでは辻強盗が頻発していた
    捜査が難航する中、犯行現場付近で少女の遺体が発見される
    ベックは強盗犯が犯人を目撃していると当りをつけるが…

    良くも悪くもシンプルな筋立てです

  • 作品の舞台が1960年代後半~1970年代。

    今でこそ児童虐待事件が大きく取り扱われているけども、この年代はまだ避けていた話題じゃないのかな、と思うと、30年以上前も今も、歪んだ欲望は存在し続けてきたってことで、空恐ろしいです。
    犯人のその後が描かれていないので気になります。

    あー面白かった!

    2010-3-1~2読了

  • 警官の哀愁。スウェーデンの様子を何となく味わうことができてよかった。

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