笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)

  • KADOKAWA (1972年7月発売)
3.62
  • (12)
  • (31)
  • (34)
  • (3)
  • (1)
  • 本棚登録 :238
  • レビュー :21
  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042520023

笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • バスの運転手、乗客9名が殺される事件が起きた。その中にはマルティン・ベックの部下も含まれていた。

    ほとんど手がかりがないところから、死んだ刑事が独自に調査していた事件をきっかけに、ベックのチームが捜査をしていきます。

    これはすごく読みごたえがあって面白かった。

  • この評価の高い本を読むために前作を読んだ時、肩すかしをくらったのですが、この「笑う警官」という本はそんなネガティブな要素を払拭させてくれました。読んでよかった。
    刑事たちの個性も様々で深まる謎を解きほぐすその執念、犯罪の入り組み具合などまさしく評価に値する一冊だと感服。

  • スウェーデン発の推理小説。
    1970年度のMWA(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀長編賞受賞作。
    ちなにみ翌年1971年は、
    F・フォーサイスのジャッカルの日が受賞しているといえば
    どう言う賞か雰囲気はわかるだろう。

    中々、深みのある話です。
    ですが、いかんせん、1970年。
    ベトナム戦争が影を落としていますし、
    もっと言えば、第二次世界大戦もまだ影が見える頃、
    少し現在とギャップを感じます。
    ですが、おもしろい作品です。
    読み応えあります。

  • 結末が結構好き。さくさく読めました。

  • 11月。長く厳しい冬の到来という〝現実〟を目の前に突きつけられる、北欧の人びとにとってもっと暗鬱な季節にその事件は起こる。ストックホルム市内を運行する路線バスの車内で発生した銃乱射事件。事件もまた、11月にふさわしく暗鬱だ。

    偶然にも、その凶行の被害者の中にストックホルム警視庁の刑事マルティン・ベックの若い部下がふくまれていた。犯行の手がかりを探るため丹念に被害者たちの素性を洗ってゆくうちベックは、部下の死をたんなる偶然の事故として片付けるにはあまりにも不可解だという印象を抱く。やがて、捜査線上に16年前に発生し未解決のままとなっているひとつの殺人事件が浮上する……。

    この『笑う警官』は、〝刑事マルティン・ベック〟シリーズの第4弾となるが、このシリーズの魅力は謎解き的な側面以上に、事件捜査にあたる個性豊かな警察官たちによる群像劇と必ずしもうまくいっていない夫婦間の心のすれちがいを描いたホームドラマというふたつの人間ドラマが同時進行してゆくところにあるのではないか。コルベリ、メランデルらいつもの面々は、それぞれの〝領分〟でいつも以上にその持ち味を発揮している。ノルディンやモーンソンら〝地方招集組〟もまた然り(ん?アールベリは?)。

    前回から登場した〝憎まれ役〟グンヴァルド・ラーソンは今回もなかなかの舌好調ぶりだが、最後事件について語る言葉に彼に対する読者の印象も変わる。なお、タイトルの意味するところは、最後のページの最後のセンテンスで明らかになるのでお楽しみに。苦笑いと泣き笑いの青年刑事への鎮魂歌。


    *北欧の名前になじみのない読者には、あるいは登場人物の名前に苦労するかも…。

  • 確かに前評判が高いだけあって、面白かった。

    社会の変化が押し寄せているのもよくわかったし、
    謎解きの部分も面白かった。
    動機もはっきりしていたし。

    今まで皆無だった、
    刑事どうしの人間的つながりが表現され始めたのも良かったし、
    主人公のマルティン・ベックの家庭が、少し居心地がよくなって良かった。
    ほんの少しだけ。

  • 1972年 初版発行の本。
    不思議なことに、40年経っても決して古くさく感じさせない内容と構成。使われている日本語は当時のままですが、それが逆に興味深かった。ただ、登場人物の名前を覚えるのが相当大変。この本こそ、最近のミステリー本の巻頭に付いているような登場人物一覧表が欲しいと思いました。オチが良かったですね。

  • 妙に薄暗く、湿っぽいと同時に、汗とタバコの匂いが充満していそうな空気のある小説。情痴殺人犯に括弧書きで(サディスト)とあったり、迷宮入り事件の被害者の経歴などに当時の性に関する偏見が垣間見える。

  • 評価が高いというのも納得の結末。ただし個人的には名前が覚えられないよ…

  • スウェーデンミステリー。「マルティン・ベック」シリーズ。まあ普通。

全21件中 1 - 10件を表示

マイ・シューヴァルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
トム・ロブ スミ...
ドン・ウィンズロ...
フェルディナント...
トム・ロブ スミ...
村上 春樹
冲方 丁
マイ・シューヴァ...
有効な右矢印 無効な右矢印

笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)に関連する談話室の質問

笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)を本棚に登録しているひと

ツイートする