ジミー・ザ・キッド (角川文庫)

  • KADOKAWA
3.61
  • (0)
  • (11)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 68
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042522034

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • “金輪際口をききたいとも思わなかった"相棒ケルプがまたしてもドートマンダーに“計画"を持ち込んだ。今回はずばり、誘拐。リチャード・スタークなる作家の小説を犯行のネタ本にしようというのだ。ケルプ曰く、この本の通りにすれば、子供も殺さず自分たちも捕まらず、大金ががっぽり、つまり大成功という訳らしい。呆れた話に聞く耳を持たないドートマンダーだが、恋人メイや、マーチ、マーチの母親は大乗り気。しぶしぶ腰を上げるはめになったのだが、実際には本の通りにいくはずもなく…。不運な天才泥棒と小悪党たちが繰り広げるスラプスティック・ミステリー、シリーズ第三弾。
    原題:Jimmy the kid
    (1974年)

  • ドートマンダーシリーズ3作目。今回ケルプが持ち込んだのは誘拐。しかも悪党パーカーシリーズの小説を参考に行うというもの。この本と同じようにすれば捕まらず、子供も殺さず大金が手に入る…?乗り気の仲間たちにうっかり腰を上げてしまったドートマンダー。もちろん本の通りになどいくわけもなく…すぐ捕まらないのが信じられない!滅茶苦茶な誘拐劇をオイ!と時々ツッコミながら一気に読みました。マーチのお母さんがいい味出していて電話のシーンは声を出して笑ってしまいました。最後の展開も良かった。期待を裏切らず面白かったです。

  • ドートマンダーシリーズ第三作。今回は子供を誘拐して、身代金をもらう計画を実行する話。計画内容自体を小説から採用することからおかしな話なのだが、頭がよい子供を誘拐してしまい、逆にだまされるという間抜けな展開となる。今回はあまりハラハラした要素はなくて、平和な感じだった。

  • はまり本、今は手元にないんだよね

  • ドートマンダー一党が、ウェストレイクの別名であるリチャード・スタークが書いた「悪党パーカー/誘拐」をお手本に、営利誘拐を行う異色篇。完璧なシナリオに従って成功まちがいなしの計画が、〈ジミー・ザ・キッド〉に振り回される。
    いつもにも増してドートマンダーらが間抜けに描かれていて、憐れにさえ感じる。

  • ドートマンダー3作目。
    面白かった!FBIがおバカすぎる。

    いつも通り結局報われない感じ。

  • 79110.110

    しゃれた文章とにくめない感じの主人公の悪党たちで、まあ、楽しめた。

    ★廃番――――――――――――――――――――――――――――

    栄光のラリー5000キロ/難波靖治

    79111.111

    サファリ・ラリーの臨場感、先取たちの息づまる争いがいい。

  •  読了! ミステリではないんですが、どたばたの誘拐もので非常に楽しい作品でした。
    ちなみに、作中で出てくる『誘拐』という作品は存在しないとのこと。ああ! 読んでみたいっ。

全9件中 1 - 9件を表示

ドナルド・E.ウエストレイクの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×