リリアンと悪党ども (角川文庫)

制作 : Tony Kenrick  上田 公子 
  • 角川書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042531036

感想・レビュー・書評

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  • 楽しめた。けど、巧くまとまり過ぎているのか、予定調和的な感じ。

  • この人のユーモアは結構体質に合う。ユーモア小説ってのはこういうもんなんだろう。奇想天外なプロットも、この全体を包むユーモアがあるんだから許されるのだろう。

  • 再読。詐欺師のバニー、その被害者のエラ、9歳の孤児リリアンの3人がある過激派にリリアンを誘拐させる為、即席の家族になるのだが・・・。リリアンの言動やそれに振り回されるバニーに爆笑するだけでなく、誘拐に対する反撃策もよく練られており愉しませてくれる。何度読んでも面白い、ケンリック最高。

  • WEB本の雑誌中の企画「第4回酒飲み書店員大賞」候補作品ということで、嬉しくなって感想を書きました。初めて読んだのは「マイ・フェア・レディーズ」のちょっと前くらいですから、10代はじめ?といったところです。

    主人公のバニーは本業のほかに、ちょっとうさんくさい人材斡旋ビジネスをやってる小悪党。そこに、テロリスト4人が資金調達のため、アメリカに入国したという情報が…この4人を一網打尽にするという計画のために、彼は赤の他人、エラとリリアンとチームを組み、一夜にしてセレブ家族に!そして、「愛娘」リリアンを誘拐させるのだー!って…すごいなぁ(笑)。

    この3人のキャラクターがすごくヘンで面白く読みました。バニーはかっこ悪いし、エラははすっぱだし、リリアンにはまったく可愛げがない…お互いに愛着を抱くという展開はみられず、このプロジェクトはうまくいくの?と思わせておいて、スリリングでスピーディーな展開が素晴らしく巧いです。それにふるっているのが、ほぼラストに、エラが傷だらけのバニーに言う台詞。これが粋でいいんだなぁ、もう(コドモだったからいまひとつ意味不明:笑)!往年の名画のように上品に、しかも切れよく締められる手腕に「これがオトナの世界か!」と魅了されたものでした。

    原題が"Stealing Lilian"で、この邦題。訳者の上田さんのセンスのよさと小気味のいい訳に、本当は☆5つオーバーなのですが、年月が過ぎて薄まっても、まだこの☆の数です。

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