マイ・フェア・レディーズ (角川文庫)

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制作 : Tony Kenrick  上田 公子 
  • 角川書店 (1998年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042531043

マイ・フェア・レディーズ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 久々に邦訳ユーモアミステリ?

    「スカイジャック」「リリアンと悪党ども」など 
    読んだことのある人なら 思わず ニヤリっとしてしまう
    トニー・ケンリック作品 
     といっても もうはっきりいって 
     古典、クラッシックの部類に入ると思いますが
    これまた往年の名画をモチーフにしながら
    ドタバタしたユーモラスな話の展開のはてに
    あっとおどろくトリック炸裂
     (特にスカイジャックのジャンボジェット誘拐のネタは圧巻)

    というのをしっかり覚えていて 
         多分古本屋でゲットしてたようで
     (自分のことなのにうろ覚え)
     本棚にあったので読みました。

    お話の骨組みは タイトルにあるように
     オードリー・ヘップバーン主演の
     名作 マイ・フェア・レディがベース

    ただし
     下町の花売り娘を貴婦人に変身させるのではなく
     英国上流階級出身のご婦人を”夜の女”に大変身させる、、、

     えげつない話になりそうですが
     ある”目的”をもった主人公達⇒ピグマリオンが
     ”夜の女”⇒ガラテア候補の女性探しのくだりと
     訓練の過程はテンポよく持ち前のユーモア
     たっぷりに描かれ楽しかったのですが

     だます予定の宝物を”保管”している宝石商との
     対峙から いきなりトーンダウン
      そもそもの話の真偽すら
     ?印になってしまいました。

  • 再読。ある宝石商が惚れた娼婦に形見として残した豪華なネックレスをだまし取るため、レディングは娼婦のニセモノを仕立て上げようとするのだが……。変な発想とスピーディーな展開、やっぱりケンリックは面白いなあ。登場人物たちの繰り広げるドタバタ劇やとぼけた会話もとにかく愉しい。バレバレな終盤の一捻りはご愛嬌ということで……

  • ミステリは昔からあまり手にしませんが、ケンリックをめちゃくちゃ読んでいたときがありました(親の払い下げ)。その中でも、印象に残っている1冊です。

    大きなクルミほどのエメラルドがついたネックレスをある高級娼婦に遺して、ある男が死にます。件の娼婦、ロイス・ピンクは行方不明。唯一の写真もピンぼけで、はっきり顔がわからない。それじゃあ、ロイスをでっち上げて宝石を巻き上げろ!というプロットが素敵(笑)。このでっち上げのプロットは、ちょっと三谷幸喜さんの「ザ・マジックアワー」に似ているかも?と思います。

    才媛の誉れ高かったロイスのでっち上げに、主人公は四苦八苦。フツーの娼婦に教養高き高級娼婦をやらせてみたものの、あえなく撃沈。それならば、逆、行ってみよう!というこのあたりの展開をざっくりとらえての邦題「マイ・フェア・レディーズ」なんですよね。原題の"The Chicago Girl"では、雰囲気出ないし(笑)。もう、上田公子さんの翻訳センス、よすぎです!

    読んでいたのはローティーンかなぁという時期(もちっと早かったかも)だったので、娼婦の何たるかもわからず読む、読む(笑)。軽やかなストーリーテリングと、上品な描写が往事の名画のようで印象的です。コドモでもオッケー(笑)。

    それに、不幸のどん底に沈む人間が出ないのがケンリック作品の魅力です。どんな局面でもなんだか笑っていられる。たぶん、私が「人がトリックで死ぬ作品」を好まないのはここから来ていると思います。最初に読んでずいぶん経ちますが、やっぱりこの☆の数で。

    [2008.6.3にアップした感想を並べなおしました]

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