ジャッカルの日 (角川文庫)

制作 : 篠原 慎 
  • 角川書店
4.00
  • (94)
  • (69)
  • (77)
  • (6)
  • (2)
  • 本棚登録 :628
  • レビュー :66
  • Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042537014

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • スパイ小説の傑作。あのJ・ディーヴァーが絶賛するのもよくわかる。

    標的のドゴール大統領は実在の人物で、無論暗殺などされていない。よって、作中での結末はわかっているものの、圧倒的な緊迫感とスピードでぐいぐい引っ張られる。こんなぴりぴりした緊張感で一気に読んだのは何年ぶりだろう。しかも、この大作をわずか35日で書き上げたとは。まったくもってフォーサイスは変態。

    ストーリーは至極シンプル。追う側と追われる側の攻防戦、ただこれだけ。だが、この判りやすい鬼ごっこを取り巻くディテールの精巧さは芸術品。ノンフィクションかと見紛うほどの背景にがっちりと固められ、中断は不可能。首謀者、暗殺者、刑事──彼らの徹底した仕事ぶりは、一流を超える鬼レベル。このプロフェッショナルたちにシビれます、ルール違反です。

    陰謀、探偵、アクションと、みっつのテーマで展開するストーリーは圧巻。特に、暗殺までの下準備にほぼ半分以上が費やされてるのが印象的。終了間際のちょっとしたサプライズや余韻に浸れるラストシーンなど、隅々まで旨みが詰まっており、骨までしゃぶり尽くせます。「読まずに死ねない」「徹夜本」の王道をいく作品。フォーサイス、リピートするぞ!

  • だれもが絶賛する名作ということだから、楽しみにして読んだ。数年前に購入してずっと積ん読だったから、満を持してという感じだった。まず時代が古い。フランスとイギリスの警察の気質の違いがわかる。海の中に落ちた針を探すようなジャッカルを見つける作業は、警察の偶然やひらめきに支えられていく様子はおもしろい。

  • 初版が昭和54年…。
    全く古さを感じさせなかった。
    アルジュリア問題から発するドゴール大統領とOASとの攻防。
    序章で既にドゴール大統領の暗殺計画は全て失敗に終わり、彼自身ベットの上で静かに息を引き取ったと書かれているのでジャッカルの計画も失敗に終わるという事が初めっから判ってしまっている。
    にも関わらず「どうなるんだろう?」と第2章からハラハラしっぱなし。
    プロ同士(ジャッカルとルベル)のせめぎ合いは静かに進みつつも熱い。切れ味が凄まじい。
    違う意味でジャッカルは逃げ切った。と思った。
    静かに幕が開け、そして静かに幕が閉じた感じだった。

  • ジャッカル、かっこよス。

  • 2015年11月27日到着

  • 初めの方にドゴールが暗殺されたのではないと書いてあって、ジャッカルの計画がうまくいかないと分かっているのに、ジャッカルの逃げ方や計画をどのように遂行するのか、
    ルベル警視のジャッカルの追い詰め方にハラハラドキドキ。
    最後が少し不満やけど、史実を巧みに混ぜだ物語で、楽しめた。

  • 古典。
    当時のフランスの政情・雰囲気がわからないので、最初は読むのも遅かったが、ジャッカルが登場し、暗殺までの準備を開始したあたりから、急激に面白くなる。
    現代だったら不可能な抜け口が色々あるが、それでも見事。
    この事件はは果たして、本当にあったことなんだろうか?
    迫真の物語。

  • キャラクターの対比が簡潔でうまい。次々と策を繰り出すジャッカルとルベル、二人のプロの真剣勝負は一読の価値ありです。

  • 緻密な調査をもとにして作り込まれたストーリー。古典だが、次の展開を匂わせるような、現代の映画の脚本を読んでいるみたいだった。

  • 最後がちょっとあっさりしてたかな、と思うものの面白かった。変装やオリジナルの銃を用意したり、人を殺すことに躊躇いのないところが暗殺者という感じがしました。

全66件中 1 - 10件を表示

フレデリック・フォーサイスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
遠藤 周作
フレデリック・フ...
東野 圭吾
宮部 みゆき
ジェイムズ・P・...
ケン・グリムウッ...
宮部 みゆき
フレデリック フ...
フレデリック・フ...
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印

ジャッカルの日 (角川文庫)に関連するまとめ

ジャッカルの日 (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする