Forsyth Collection II 囮たちの掟 (角川文庫)

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本棚登録 : 74
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042537236

作品紹介・あらすじ

タイ・バンコク発ロンドン行きの飛行機中と、ヒースロー空港の税関を舞台に密かに繰り広げられる麻薬取引を巡る攻防を描く表題作ほか、著者初挑戦のラブストーリー「時をこえる風」を収録。傑作短編集第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • バンコク発ロンドン行き英国航空10便。バカンスを終えた家旅客らを乗せた機内で繰り広げられる麻薬組織とMI5の闘いを描く「囮たちの掟」、西部開拓時代を舞台に、ネイティヴ・アメリカンの娘と騎兵隊の男の一途な恋の逃避行を描く「時をこえる風」の二編を収録。キング・オブ・ストーリーテラーが放つ、物語の真髄を極めた至高の短編集。


    他の方々の評価は高いようです。
    「囮たちの掟」はテンポがよく、意外な結末が面白かったのですが、「時をかける風」はダラダラ感があり展開もあまり好きではありません。
    途中で何度も眠ってしまいそうになりました。
    やはり、この作家さんは長編向きだと思いました。

  • これも、フォーサイスさんにしてはめずらしく、スパイものではありません。
    あっと驚く、エンディングの”切れ”は最高です。
    美術ものの話が、いかにもイギリスっぽい感じがでていて好きですね。

    ラブロマンスものの話がありましたが、
    わざわざフォーサイスさんでなくとも、といった感じだったので
    わたし的には☆1つ減点です。

    2014.04.30

  • フォーサイスというとスパイ物とかの緻密な小説というイメージがありましたが、今回のは愛しい人を思って死んでも魂が残るという不思議な物語が意表をつかれた感でいした。

  •  タイトル作品は、まあいつものフォーサイス節。「あのパターンかな」と思わせておいて外してくるのが、この作品の目玉かと思う。冒頭など、何ともないことをさりげなく書いているだけなのに、なぜか目を離せなくなってしまうあたりがすごい。ただ、落ちはもうひとつぱっとしなかった。

     もう1作のラブストーリーが秀逸。長さも短編というより中編である。
     最初のアメリカ開拓時代のエピソードが、中盤でびっくりするような展開になるあたり、そして最終的にはランボーのようなマンハントになっていくあたり、一見トリッキーな展開なのだけど、心がびしっと通っているからついて行けるし、じんと心にしみてくる。いい作品だと思う。
     確かにフォーサイスっぽくないのは確か。こんな小説も書けるんだね、ってびっくりした。彼の物語を作る力が、ふわっと空に向かって離陸していった感じ。お勧めである。

  • 09/07/23 フォーサイスの恋愛モノは初めて。”ささやく風” ラスト2行の勝負。

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著者プロフィール

1938年イギリス生まれ。空軍のパイロットなどを経て、ロイター通信、BBC放送の記者を勤めた後、作家に。71年ドゴール暗殺をテーマに書いた長編『ジャッカルの日』で小説家としてデビュー。綿密な取材とストーリーテリングの天賦の才で世界をわかせ続けている。著書に、『オデッサ・ファイル』『戦争の犬たち』『神の拳』『アフガンの男』『キル・リスト』、小説のような半生を描いた自伝『アウトサイダー』など多数。

「2020年 『ザ・フォックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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