わが目の悪魔 (角川文庫 赤 541-3)

制作 : 深町 眞理子 
  • KADOKAWA (1982年6月発売)
3.32
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  • レビュー :6
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042541035

わが目の悪魔 (角川文庫 赤 541-3)の感想・レビュー・書評

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  •  今で言うサイコサスペンスの走りのようなものになるのかな、犯人の心理的なものも書かれていてなかなか読ませる、さすがルース・レンデルだ。

  •  アーサーが自分の殺人願望を満たすためにマネキンの首を絞める場面や、ガイ・フォークスの焚火の場面など、迫真にせまっていてすごかった。人形が焼かれたことでアーサーの精神が崩壊する瞬間はおろおろした。心理学生のアントニーが、あまりにも精神的に健康な人間であるために、アーサーの分かりやすい異常性に気づかないのもおもしろい。
     ただしルース・レンデルさんなので、もうちょっと深い展開を期待してしまった。ラストがやや消化不良。

  • 海外のサスペンス・ミステリー、特に女性作家の作品に溺れた時期があります。ルース・レンデルは、誰もが抱きうる狂気が引き起こす日常の悲劇を、独特な筆致で描いた作家。冷たい闇の味わいに恐怖しつつ、魅せられます。

    私にとってレンデル体験第1作目となった『わが目の悪魔』とは、同名の映画をきっかけに出会いました。『サイコ』でおなじみのアンソニー・パーキンス主演、主人公の秘めた狂気を呼び覚ますことになるイベントのシーンが印象的でした。

    自分が持つ狂気の存在を自覚し、その狂気の表出を抑える‘儀式’を行いながら、普通の生活を守る主人公アーサー。彼が済む共同住宅に越してきた青年が、彼と同名だったという小さな偶然が、彼が必死に守ってきた日常を狂わせ始める。

    少しずつ少しずつ追い詰められていくアーサーの心理は、まるで彫刻の仕上がりをたどるように、徐々に輪郭を伴っていくように描かれる。崩壊に向かうイメージは、悲しみと憐れみに満ちて。傑作です。

  • 懐かしのレンデル。一時はまっていたのにすっかり内容を忘れてしまった。

  • アーサーが孤独な判で押したような日常生活の中で人知れず行う悦楽の儀式--それはマネキンの首を絞めることだった。だがある日、同姓の若者宛の手紙を誤って開封したことから、すべてが狂いだした!

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