求婚する男 (角川文庫)

制作 : Ruth Rendell  ルース レンデル  羽田 詩津子 
  • 角川書店 (1996年5月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042541226

求婚する男 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 女性心理でこう追いつめるのはレンデルのおての
    ものだが、男性版でもまったく無理なくひきこま
    れた。
    しかし、イギリスの上流階級というよりたかが中流の上階級
    の人間たちの本心、インパクトあった。
    「「やはりお酒をいただこうかな?」あなたは
    わたしたちの友人じゃないのよ、わかってるでしょ。あなたは
    はるか昔に無理やりわが家に入り込んできた。それ以来、わた
    したちはあなたを追い出すためずっと努力してきたの。
    全然理解していないらしいけど、わたしたちのあいだには
    あなたの場所はない、あたたはわたしたちとは違う
    種類の人間なのよ。きわめて率直に言えば、あたなが
    どんなにお金を稼いでも、わたしたちの階級には属せない
    ってこと。基本的にあなたはいまだにアイルランドの
    チンピラ、街のならず者のままなのよ。あなたが労働者階級
    だっていったら労働者階級にとって侮辱になるわ。あなたは
    ちがう。あなたはスラム出身のろくでなしよ、昔も今も」

    「あたしは彼女のしたことがひどいといったのよ。彼女の
    したことが。よこしまなことだわ、ガイ。善良な人間は
    そういうことをしないものよ」

    と語ったセレステが一番正常、共感できた。

    上流階級の人間は、社会に義務があるとかいいながら、
    吐き捨てるように本心をのぞかす下層階級にボランティア
    しているレイチェルにも、ぞっとした。

  • 良く言えば一途、悪く言えばストーカーの主人公。絶対に共感できないと思っていたけど、話が進むにつれ引き込まれてしまったのだから不思議。後味の悪さもレンデルならでは。

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