求婚する男 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042541226

感想・レビュー・書評

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  • 女性心理でこう追いつめるのはレンデルのおての
    ものだが、男性版でもまったく無理なくひきこま
    れた。
    しかし、イギリスの上流階級というよりたかが中流の上階級
    の人間たちの本心、インパクトあった。
    「「やはりお酒をいただこうかな?」あなたは
    わたしたちの友人じゃないのよ、わかってるでしょ。あなたは
    はるか昔に無理やりわが家に入り込んできた。それ以来、わた
    したちはあなたを追い出すためずっと努力してきたの。
    全然理解していないらしいけど、わたしたちのあいだには
    あなたの場所はない、あたたはわたしたちとは違う
    種類の人間なのよ。きわめて率直に言えば、あたなが
    どんなにお金を稼いでも、わたしたちの階級には属せない
    ってこと。基本的にあなたはいまだにアイルランドの
    チンピラ、街のならず者のままなのよ。あなたが労働者階級
    だっていったら労働者階級にとって侮辱になるわ。あなたは
    ちがう。あなたはスラム出身のろくでなしよ、昔も今も」

    「あたしは彼女のしたことがひどいといったのよ。彼女の
    したことが。よこしまなことだわ、ガイ。善良な人間は
    そういうことをしないものよ」

    と語ったセレステが一番正常、共感できた。

    上流階級の人間は、社会に義務があるとかいいながら、
    吐き捨てるように本心をのぞかす下層階級にボランティア
    しているレイチェルにも、ぞっとした。

  • 良く言えば一途、悪く言えばストーカーの主人公。絶対に共感できないと思っていたけど、話が進むにつれ引き込まれてしまったのだから不思議。後味の悪さもレンデルならでは。

  • おいおい、どうしてこうなるの?
    なぜこの作家はハッピーエンドがこうも嫌いなのだろうか?たまには素直に物語を収束させてもいいんじゃないの?

    しかし、レオノーラはひどい!最低の悪女だな。
    ガイは、つい最近までの俺を見てるようでとても痛ましかった。だからこそガイにはハッピーエンドを迎えて欲しかったのに。

    しかし、レンデルは冗長すぎるぞ!
    丹念に心の動きを積み重ねていこうとしているのは判るがくどくど意気地の無い愚痴に付き合わされるのにはまいったぞ!

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