シミソラ ウェクスフォード警部シリーズ 角川文庫 (角川文庫 レ 1-12 ウェクスフォード警部シリーズ)
- KADOKAWA (2001年3月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042541257
感想・レビュー・書評
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“差別”が本書の一貫したテーマになっている。
事件の本筋のように人種差別は元より、軽い物では女が男を養うことへの抵抗を示した女性蔑視、老人の記憶は当てにならないという先入観、醜い者を見ると苛めたくなる心理。
差別は心に悪戯をする。それが時には人の死に至るまでの事になる。
内容はウェクスフォードの推理が神がかり過ぎるところが多々あるが、明かされる真実が痛々しく、心を打つ。
最後の最後で明らかになるタイトルの意味は簡単な物だが、別の意味で一人の人間の尊厳を謳っているように思える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
懐かしのレンデル。一時はまっていたのにすっかり内容を忘れてしまった。このシリーズは好きだったなあ。
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