悪魔の取引 上 (角川文庫 赤 549-4)

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042549048

感想・レビュー・書評

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  • ラドラムのなかでいちばん好きな作品。スケールが違う。

  • <上下巻を通してのレビュー>

    舞台は1943年、第二次世界大戦中。
    ロケット製造に不可欠の工業用ダイヤモンドの枯渇に悩むドイツと、高々度用ジャイロスコープの設計図作製に難渋するアメリカとの間のスキャンダラスな裏取引。
    双方ともに戦争遂行のためにこの背徳的な取引に着手。
    それに関わる秘密諜報員、デーヴィット・スポールディング


    いささか前振りが長すぎる感がありましたが、さすがR.ラドラム氏です。
    超一流の秘密諜報員、デーヴィット・スポールディング。
    戦争遂行のためとはいえ、敵国と武器取引を行うのは国家反逆罪にほかならず、
    この計画が成功を収めていたら両国の国民が多大なる被害にあっていたでしょう。
    いずれにしても、上の方々の考えることは理解できません。
    現場を知り尽くしているデーヴィットだったからこそ裏取引の全貌を暴きだし、
    暴走を食い止めることができたのでしょうね。
    諜報員の活躍を夢中になって読み進めながらも、一抹の不安を抱きました。

  • 第二次大戦のさなか、敗戦漂うドイツは起死回生の手段としてV2ロケット完成させた。しかし、その生産に必要な加工用のダイアモンドが枯渇しており実戦配備が遅れていた。一方、連合国側で欧州戦線に新たに参戦したアメリカは、高高度爆撃に必要なジャイロスコープを開発できずに手痛い事故を頻発させており、一日でも早い完成を目指すべく受注メーカーへプレッシャーをかけていた。そして、両陣営の必要なものは、相手陣営が持っているという奇妙な状況が出来し、悪魔の取引が今まさに成立しようとしていた。舞台は、アメリカ、ドイツ、スイスを経て取引の場であるブエノサイレスへと読者を誘う。

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