マタレーズ最終戦争 上 (角川文庫 ラ 1-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042549222

作品紹介・あらすじ

四人の国際的実業家が同時に殺害された。その一人が死ぬ直前、「マタレーズが復活した。ベオウルフを探せ」と言い残した事から、CIA副長官シールズは、一人の男の行方を捜す。マタレーズとは、国際経済を陰で操り、政治的な世界制覇を目論む強大な闇の組織だった。そして、ベオウルフこそ、かつてこの巨悪組織を壊滅に追い込んだCIA諜報員だったが、任務終了後組織を辞め、姿を消していた。だが、二十年たった今、マタレーズは再び力を取り戻し、世界制覇に向けて邪悪な陰謀を作動させはじめていたのだ…。巨匠ラドラムが二十年ぶりに放つ、傑作「マタレーズ暗殺集団」待望の続編。

感想・レビュー・書評

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  • 4人の資産家がプライベートクルーズの船上で殺害されるところから始まる物語は、マタレーズを名乗る秘密結社がその財力を背景に国際経済の乗っ取りを企て、それを僅かな人的なリソースで阻止するという物語に昇華していく。影の秘密結社はその浸透力の凄さゆえに主人公の周りは敵だらけ誰も信じられない状況の元、マタレーズの野望を打ち砕く為にそれこそ西奔東走する。小説としては登場人物の黒白がつきづらく、若干戸惑うが読み進めるうちにその辺が慣れてきて読みやすくなる。佳作

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