天と地 ベトナム篇(上) (角川文庫)

  • 角川書店 (1993年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784042663010

みんなの感想まとめ

戦争の悲惨さとその影響を深く掘り下げた物語が展開され、特にベトナム独立を求めたホーおじさんの姿が印象的に描かれています。テト攻勢というクライマックスを経て、戦争の終息後に待ち受けるさらなる悲劇や、革命...

感想・レビュー・書評

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  • 「ベトナム独立」をいかなる代償を払っても手に入れたかった「ホーおじさん」はスターリン毛沢東以上の死亡率に責任あるといえるが彼岸へ退散/巻の中ほどのテト攻勢が一つのクライマックス。ベトコン側も「勝てない」ことがわかって風紀が乱れてきた。暴力とセックスは近い。アメリカ撤退後の南北統一は更なる悲劇の始まりだった。《戦争より悲惨なもの》それは《革命》と政権奪取後の《人民裁判》、《文化大革命》。死を覚悟の難民数百万…本多勝一・開高健・大森実など読んできたが、この本でやっとベトナムで何が起こっていたかわかりかけてきた

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  • ベトナム戦争を生き抜いてきた少女の回想録。ベトナム編上下、アメリカ編上下と4冊あるうちの1冊目を読み終わった。戦争は悲惨で、二度と起きてはいけないと、総論では誰でもそう言うが、政治家・軍人のみなさんは高度な政治判断とかなんとか言って、理屈をこねて戦争を起こすのである。宗教もそうである。総論ではみなが幸せになるために宗教であることは、どの宗教でも一致しているのであるが、宗教戦争が始まってしまう。ベトナムでももともとの仏教徒が定着している中に、アメリカからキリスト教が入ってくる。ここでもめるのであるが、汚いやり方で弾圧してくるのはキリスト教のようだ。これに逆らう形で仏教徒が反発する。問題を起こすのは、アングロサクソンの場合がほとんどである。彼らはいつも恐れており、人を信用することをしない。アメリカインディアンの殺戮をし、ハワイ原住民も殺し、自分たちの世界に塗り替える。そしてアングロサクソンの考え方こそが正しいのだと世界を支配しようとする。これに立ち向かったのが昔は日本、そして今はイスラム社会かもしれない。そんなことを思い起こしてしまう話の展開、というか実際にあった話。話はベトナム編の下巻に展開される。

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