秘密の友人 (角川文庫)

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本棚登録 : 72
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (540ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042668015

作品紹介・あらすじ

精神科医コンラッドは殺人罪で起訴された少女エリザベスを看ることになった。華奢で息をのむほど美しい彼女だが、ひとたび精神のバランスを失うと、信じられない腕力で人を殺してしまうのだという。エリザベスは、殺人を犯したのは自分ではなく、自分にしか姿の見えない架空の人格「秘密の友人」の仕業なのだと訴える。妄想と現実が交錯する彼女の話に次第に引き込まれていくコンラッド。そんなある日、二人に恐ろしい事件がふりかかる。サイコ・サスペンス第一作。

感想・レビュー・書評

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  • この1作でクラヴァンに惚れる。
    緻密な構成。一見何の脈絡もないようなエピソードの積み重ねが後半ですべてつながったときの快感。ミステリの醍醐味が味わえる。

    冒頭、二人の男が部屋に押し入り、主の老女を殺害。向かいのコンラッドの部屋を見張るために彼女の部屋が必要だったからだ。
    一方、精神科医のコンラッドは病院長にある犯罪者の精神鑑定を依頼される。18才のエリザベスは驚くほどの美少女だったが、キレると怪力を出し、そのせいで屈強な男を一人惨殺していた。エリザベスはそれを自分ではなく<秘密の友人>のしわざだと主張していた。時を同じくして、コンラッドの幼いひとり娘が誘拐される。犯人はコンラッドに奇妙な要求をする。それはエリザベスと面会し、ある質問をすることだった。
    犯人はなぜエリザベスとの面会を強要するのか? エリザベスはどんな秘密を知っているのか? <秘密の友人>は実在するのか? たしかに、実在するのだ。一見、荒唐無稽な話だけど、ちゃんと辻褄が合わせてある。

    まあ、たしかにちょっと現実離れした設定(特にエリザベスの怪力とか)ではあるんだけど、とにかく謎が謎を呼ぶ展開が面白くてページをめくる手は止まらない。それゆえか、映像化されている(『サウンド・オブ・サイレンス』)

  • 読み応えはあったけど、少し出来過ぎな印象を受けた。火事場の馬鹿力じゃ収まらないくらいの死闘を演じたよね、パパさんは(苦笑)じゃなきゃ最後は人知を超えた何か、魔法かなんかがパパさんにかかっていたとしか考えられん!
    スポートも最後の最後であんな扱いで終わってしまって、あっけなかったな・・・

  • 映画化したら面白そうなのに(ただしR18)と思いながら読みましたが、『サウンド・オブ・サイレンス』という映画になっていたようです。

  • 長いわりに説明不足なわりに解決しきってないわりに勧善懲悪でキャラが弱い!
    が、訳文がたいへん読みやすい。

    同時進行型で犯人側も描かれている為、これといって謎もなく、ハラハラはしないのだが、映画化とかして隠し隠しうまく演出すれば面白くなるかと。

  • 映画「サウンド・オブ・サイレンス」の原作。

  • 息をもつかさぬ勢いで書かれ、のめり込むのめり込む!エリザベスの狂気についても興味深いし、その一方では、コンラッドの小さい娘が変質者たちに誘拐される。結びつきはあるのか!? 娘を誘拐された父親の死闘が凄まじい迫力!

  • 映画『サウンド・オブ・サイレンス』(原題『Don't Say A Word』)原作

  • 殺人罪で起訴された美しい少女の診察をしたことで、精神科医・コンラッドとその家族が恐ろしい事件に巻き込まれていく。
    設定、展開がスピーディで面白く、秀逸な作品です。
    確か「サウンド・オブ・サイレンス」というタイトルで映画化もされていたはずです。そちらはまだ観ていません。

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