罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)

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本棚登録 : 116
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042701019

感想・レビュー・書評

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  • 前作とちょっと異なった雰囲気の作品だった。良い。

  • ハップ&レナードシリーズの3作目。
    白人の街に黒人の元カノのフロリダを探しに行ってボコボコにされて帰って来たハップ&レナード。もう一度リベンジに訪問したが残念な結末。
    下品なジョークの掛け合いが有る意味救いになっている。
    Amazonプライムビデオでも観た。
    ハプレナシリーズも翻訳されているのは後は「バッド・チリ」「人にはススメられない仕事」「テキサスの懲りない面々 」だけ。

  • 面白い。

  • 時ならぬハップとレナード祭第二弾。これが最初の邦訳で、後出のシリーズとはカバー絵が違う。カバーは後の方のが断然いい!なんたって寺田克也の絵にほかにない雰囲気があるし、手書き風のタイトル文字が、シリーズの面白さをよく表していてかっこいい。あ、ハップとレナードの後ろ姿を描いたこの表紙も悪くはないんだけど。

    最初に読んだ時(二十年以上前)、これはどうやらシリーズ物の途中だなと気がついたはずだが、おもしろかった!という記憶しかない。今回順番に読み返してみて、なるほどそういうことだったのかといろいろ納得。ハップの恋人だったフロリダは「ムーチョ・モージョ」で登場してたんだな、とか。「ムーチョ~」ですごくかっこよかったフロリダが、あっさり死んでしまって残念。

    タイトルの「罪深き誘惑のマンボ」とは何のことを言うのか、読んでのお楽しみだけど、読まなくてもわかるかも。

  • ハップとレナードのシリーズ
    人種差別の白人署長が意外なことにいいやつだった!

  • バカで下品でカッコいい二人組。暴力性をそのキャラクターによってポップに転じさせる。暴力、笑い、感動を絶妙なバランスで描くこの本はロックンロールと同じで、無様な生き様をさらす俺のアル中の友達とも同じだ。

  • 以前読んで詳細な記憶はありません。ただ最高に面白かった一冊。

  • ストレートの白人ハップとゲイのマッチョな黒人レナードのコンビは、失踪した美人黒人弁護士の行方を追って、KKKに支配された街グローブタウンへ乗り込まざるを得ない破目になる。時代錯誤的な人種差別で覆われた街で出会うのは、常に不機嫌そうな警察署長、サディスティックな街の実力者、そしてリンチ好きの住人たち。文字通り「死ぬような」目にあいながら、彼らがたどり着いた事実とは……。

    白人と黒人のコンビというと……映画「リーサル・ウェポン」やTV「マイアミ・バイス」などの刑事コンビ、それに「48時間」や「ダイ・ハード3」etc……とけっこうおなじみかもしれない。
    この作品では2人とも刑事ではなく、どちらかと言えば何でも屋なのだが、とにかく全編にわたって繰り広げられる下品なマシンガントーク(原文はきっとスラングだらけなんだろうなぁ)は痛快極まりなく、ちょっぴり中年男の哀愁も匂わせる。

    「怪作」と呼ぶに相応しいサスペンスフルな一冊。

  • ハップ&レナードシリーズの3作目。前回の「ムーチョ・モージョ」より、ちょっとハードで、そしてグロテスクかも。だって、墓場で、しかも腐乱した死体の上で取っ組み合いをするし。

    登場人物たちの会話は、あいかわらず下品ながらおもしろくて好き。だけど、リンチが大好きな前時代的な差別主義者たちがわんさかいる町で、失踪したハップの以前の恋人・フロリダを殺したのが、ベタベタの差別主義者ではないという結末が、ストーリーをいっそうハードボイルドにしていると思う。ずっと激しい雨が降り続いている設定なので、虚無感やら哀愁やらやりきれなさやらが、いっしょくたにごちゃまぜになって、ストーリーに強くしがみついている。

    しかし、ハップとレナードのタフさは本当に感心する。彼らの年齢が40代後半ってところがまたいいと思う。若くてタフなんて、あたりまえですから。

  • こんな書き出しで始まる。

    クリスマス・イブの夜にレナードを訪ねると、やつはケンタッキー・ヘッドハンターズのレコードをかけ、『ザ・バラード・オブ・デイビー・クロケット』が響きわたるなか、クリスマスの祝いの一環として、またしても隣家に放火している真っ最中だった。

    いきなりいいパンチをもらったな、と感じ入る。ランズデールならではの「狂気」を表現するにあたって、またとない書き出しだ。主人公はハップとレナード。白人と黒人のコンビで、黒人のレナードはゲイというおまけつき(ただし、ハップとレナードは固い友情、信頼で結ばれていても、そっちの関係はない)。登場人物のことごとくがキャラ立ちしていて、まるで映画を観るように情景描写が生き生きとしている(実際に映画化もされたようだ)。これぞランズデール!。文句なしの一冊と言い切れる。

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