テキサスの懲りない面々 (角川文庫)

制作 : 寺田 克也  Joe R. Lansdale  鎌田 三平 
  • 角川書店 (2003年5月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042701071

テキサスの懲りない面々 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ハップ&レナードシリーズ6作目。これで打ち止め!? と思うほど、これまでの主要な登場人物たちが総出演。


    鶏肉工場の警備員として働くハップが、ある日偶然に、工場のオーナーの娘を救う。そのお礼に受け取った大金で、カリブ海のクルーズにレナードと出かけるのだが…もちろん、事件に巻き込まれてしまうのだ。


    東テキサスは、どうやらやはり、いわゆる「アメリカ南部」に近いらしい。これまで読んだすべての作品で、湿り気や暑さや匂いが伝わるような気がしたものだ。今回のストーリーの舞台の半分はメキシコだが、照りつける太陽と乾燥した空気、荒々しい雰囲気といったメキシコの雰囲気も、よく出ていたと思う。


    ストーリー中、登場人物たちが時々「テキサス人」と自分たちのことを言うことがあるのだが、テキサスは、アメリカの中でも愛郷心の強い、独立精神旺盛な気質の州なのだろうか? テキサス出身のブッシュも、テキサスへの愛州心(?)を時々口にしているような。


    ハップとレナードをはじめ、登場人物たちはほとんど中年ばかり。とくにハップの、老いへの不安は読んでいてものすごく共感できる。ああ、だけど、登場人物たちが20代ならば、こんなストーリーにはならなかっただろう。もっとありきたりにあっさり終わっていたと思う。中年向けモテ系雑誌くそくらえ。外見も大切だが、こういうナイーブさも見習って。


    最後には、ハップとレナードをはじめ、おもだった登場人物たちは一応落ち着き、このシリーズも終わったように見えるのだが、もしも新作が出るのならば、ぜひぜひ読んでみたい。読み始めてとまらない本はひさしぶりだったから。

  •  シリーズ五作目にして一段落、らしい(ていうか、一册目が邦訳されてないままなのでは?)。 下品で騒がしくて痛快なのに、読み終わったあとに、ふっとよぎる虚無感がとても切実だった。本作に関しては、ちょっと散漫な気もして、個人的には「人にはススメられない仕事」がシリーズ最高峰認定。 もっと読みたいなあ。

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