ブロブ (角川文庫 赤 732-1)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042732013

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  • 1958年、アービン・H・ミルゲートの原案による、かのスティーブ・マックイーンの主演映画『The Blob(邦題:マックイーンの絶対の危機、テレビ放映題:人食いアメーバの恐怖)』を1988年にパニックホラームービーとしてリメイクした作品でノベルライターはデイヴィッド・ビショフ。
    アメリカの片田舎に落下した隕石によって宇宙から飛来した粘菌質の物体は動物を溶かして養分として巨大化するアメーバ状の生命体であった。アメーバはの町の人間を次々に襲い吸収して巨大化し、街を殺戮の修羅場に陥れるといったSFモンスターパニック作品。
    リメイクにあたっては謎のアメーバはアメリカ軍部が秘密裏に衛星軌道上で行った生体兵器開発の産物で、軍の回収部隊が秘密保持のために街を封鎖するといったスチュエーションが新たな設定が付け加えられた以外は大筋において一作目の原作を踏襲している。
    1980年代、それまで海外の映画原作やノベライズ作品の多くはハヤカワ出版が得意としていたが、角川書店も映画製作に伴い文庫形式で海外映画のノベライズ作品を精力的に参戦を始めた頃の作品。
    ノベライゼーションは映画公開期間に需要が集中するため、翻訳、出版の期間が非常に短いためか、翻訳におけるニュアンスの違いや誤字、脱字がかなり目立ち、また、ノベライゼーションは「売り切り商品」というイメージを定着させてしまった。

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