ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

制作 : 平尾 香  Paulo Coelho  江口 研一 
  • 角川書店
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レビュー : 371
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042750055

感想・レビュー・書評

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  • すごく逆説的な話だと思う。
    病気を治すことは気がつくということ。
    死にたいと思っていたのに。
    死への恐怖から、残りの時間をよりよく生きることに心血を注いだ結果、治ってしまったのだ。

    不思議すぎる逆説。

  •  批判というか、わからないというのが多いと思う。それは、わかっているからわからないという意味だろうと思う。乱交だの、愛だの、精神病だの、躁鬱だの、大体イメージできるし、学業とか、絵描きとか、国の名前を知ってるとか知らないとか、誇大妄想のむなしさとか、すべて読む人はわかっているので、この小説はわからない小説ではなく、わかりすぎてわからない小説だろうと思いました。親に期待をかけられて答えられない男とか、出てくる女全員が、あまりに健康的でした。本当に病んでいる人は、人間関係をどろどろにして壊したり、たとえばデイケアで女性がファッション誌を読んでいて、そこに何かのきっかけでボールペンのインクがかすっただけで死ぬほど激怒し全速力で買い換えにいかせる、そして職員達はたばこを吸いながら入所者をゴミか生殖器にしか見ていないことを話す、そんな暗さがなく、とても明るい話だと思いました。オチは、SMのごとく、死を意識させることで、生に目覚めさせる実験というものでした。

  • 冒頭一行目から服毒自殺で始まる気合の入れ様。
    ある程度結末の想像出来るサスペンス。ただ、重要なのは結末ではなく。
    よく言われる事、「死を意識してからの生が、本当の生」という話。

  • ファンタジーに似ている。
    人生を変える力のある本。

  • 同タイトルの邦画に導かれ手を取り読み耽る。世界の広さを感じ私は平泳ぎが得意でバタフライは無理だな〜となんとなく感じた一冊。読んでない方がいましたら是非是非の一冊と思いまする。

  • 若い女性が自殺未遂をして運ばれた精神科病院で余命1週間と告げられる。彼女が死を覚悟してから生に執着するまでのその1週間、彼女とその周りの患者に起こる心の変革が綴られている。翻訳ものにある堅い表現に慣れる頃、物語の本質をようやくつかみかけた気がした。

  • とても長い『11分間』だった、などと、ぼくとしては奇を衒ったコメントをつけておこうと思う。
    思想に因って(或いは酔って)いると、コエーリョをたった2冊読んだだけでぼくはおぼろげな感覚から確信へと変化させた。たった2冊ではあるが、その1冊1冊が凝縮されているのかもしれない。
    長い長い死だった。死ぬこととは、生きることと見つけたり。
    死の美化、生への脚色、そんなことを言ったら詮無い。

  • 学生の頃に読んだ時は、あまり理解できなかった。大人になってもう一度読んでみると、なるほど!という発見がある。またいつか読み返したいと思える作品。

  • 読み始めてからしばらくはわかりやすくて自分も共感できる部分が多かったが「狂人」という単語が出てきたあたりから理解が追いつかなくなった。楽園のビジョン。憂鬱。外と内。正直途中で投げ出そうかとも思ったけど、最後まで読み切ってよかった!読むの苦労しただけに読後のあのスッキリ感は尋常じゃなかった。いずれまた読み返すかもしれない。
    生を投げ出したものが死から立ち直るには。

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著者プロフィール

1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。現代において最も影響力のある作家の一人。ブラジル文学アカデミー会員。著作の多くが世界的ベストセラーとなり、81か国語に翻訳され、これまで170以上の国々で2億部以上を売り上げた。フランスのレジオンドヌール勲章を受章。ほかにもさまざまな国際的な賞を受賞している。2007年には国連ピース・メッセンジャーに任命された。

「2018年 『不倫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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