記憶の家で眠る少女 (角川文庫)

制作 : Nicci French  務台 夏子 
  • 角川書店
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本棚登録 : 30
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042765028

作品紹介・あらすじ

残虐な殺人事件がロンドン郊外の裕福な家庭を襲った。二つの無残な死体と、喉を掻き切られた一人の娘-一体誰の仕業か。犯人は再び襲ってくるのか。少女の保護にと抜擢されたのは精神分析医のサマンサ。女に手の早い恋人、手のかかる幼い娘、進まない論文-それでなくても手一杯の中、医師の信念と誇りから新しい住人を受け入れた。「この家は安全だから」捕まらない犯人に怯えながらも、少女に安らぎを与え立ち直らせてゆくサマンサ。だがその努力も空しく、突然の悲劇が彼女を襲う。確かな安全などどこにも無い。自分を守れるのはただ自分だけ…。終わりの無い恐怖が渦巻く心理サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • なんか釈然としないまま終わってしまいました。
    途中まではおもしろかったんだけど。
    でも、結構USのサスペンスのワンパターンかな・・・っていう気もするけどね。
    途中で急展開する部分が何度かあるんだけど、そこは盛り上がるのですが。
    ん・・・やっぱり終わり方が釈然としないんですね、きっと。
    だから全体的にも歪んじゃったんじゃないかなぁ~って思います。

  • 主人公の気持ちがずっとささくれ立っていて、読んでいて居たたまれない。そして、物語は一転したかと思いきや、もう一転し、そして、最後は転んだまま、遠くへ立ち去ってしまう。もやもや。
    主人公はトラウマに関する専門家のはずなのに、なんだかそんな感じが全くしない。それとも、専門家だからこそ、穴にはまってしまう、ということなのか。専門家というのは、観察者であるというだけのことなのか。もやもや。

  • 後半引き込まれたけど、う~ん…実際ありえんのかな?

  • たまたま古本屋で見つけたニッキ・フレンチ。『メモリー・ゲーム』を10年以上前に読んでなかなか良かったような気がしたので手にとった。また『記憶』系かい!っとツッコミつつ。

    「お? 真犯人? っと、こんな感じ、2時間サスペンスドラマとかであるよね…。ま、この人怪しいフラグたってたし。……? …ん? まだページ3分の1近く残ってた。…」という感じです。(なんちゅう感想だ)

    -「この家は安全だから」捕まらない犯人に怯えながらも、少女に安らぎを与え立ち直らせてゆくサマンサ。だがその努力も空しく、突然の悲劇が彼女を襲う。確かな安全などどこにも無い。自分を守れるのはただ自分だけ…。終わりの無い恐怖が渦巻く心理サスペンス。-
    読んでいる間のほとんどは、この、本のあらすじの内容のような怯えはサマンサからは感じられなかった。ロンドンから田舎へ幼い娘を連れて引越してきた精神分析医サマンサ。新設予定のセクションの病院勤務になる予定、それまで論文を書くつもりなんだけど娘は手がかかるし、恋人は何を考えているか分からないし…そんな彼女の元にある殺人事件の被害者夫婦の生き残りの娘を預かってほしいなんてやっかいな話が舞い込んだものだから…。サマンサの一人称で通して語られ、そのほとんどが日常のイライラな感情だ。

    ちょっと転がれば、「心を閉ざした女の子が人との触れ合いによって次第に元気になる」なんてハートフルな物語になる。…なんて思ったら大間違い。読み終わってから「え? ここで終わっちゃうの?」と余韻の残る終息に(実際には終息ではないですが)消化不良を起こす人(私だけか)もいるかもしれないけれど後からじわじわと、サマンサのように、そう、「くる」のです。
    邦題にもなっている、娘との記憶力ゲームがちょっと分かりにくいのでもう少し読み返してみます。

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