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- Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042778011
感想・レビュー・書評
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史実に基づくドキュメンタリーと言い切れるのかは微妙だが、圧倒的描写力と展開は、第一級の映画を鑑賞した気にさせる。アナスタシアの運命が読み手に絡むようだ。
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表紙が違うけど、これかな。
高校の世界史でチラリと聞いて以来、地味~に興味あったんだよね。
で、どうせ読むなら…と一冊で事足りそうなこの本にした。
長かったけど、飽きなかったな。
こんな数奇な人生ってあるんだな…。
読む限りでは、この人が本人な気がするんだけど、他にも名乗りをあげてる人がいるんだよね…。
もう、凄いとしか言いようがない。
自分の「記憶」だけを頼りに自分が自分であることを証明するのって、こんなに大変なんだ~。 -
最後のロシア皇帝ニコライ二世の四女アナスタシアの物語。ロシア崩壊後に皇族一家11人は全員処刑されたはずであるが、生き残ったとされるアナスタシア。彼女が本物だったかどうかはわからないが、数奇な人生を送ったことについては事実。皇族という人たちは国が滅びてもこんなに注目されるものなのだ。彼女が生きた時代は日本も大変な時代。日露戦争、第一次世界大戦、それに大東亜戦争(第二次世界大戦)。そのことをおもいながら読むと切実なものを感じる。