ヴァンパイア・コレクション (角川文庫 キ 9-10)

制作 : ピータヘイニング 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 69
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (588ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042782025

感想・レビュー・書評

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  • キングの作品しか読んでないけど
    短すぎる・・・

  • 原題は、THE VAMPIRE OMNIBUS とあるので、吸血鬼モノのオムニバス、アンソロジーということになるのだろう。

    例によって、やはり読んだのは、スティーヴン・キングの「新・死霊伝説」のみ。

    この短編は、ジェルサレムズ・ロット(セイレムズ・ロット)という吸血鬼がはびこる町を舞台にしたキングの「呪われた町」の続編。

    「呪われた町」はキングの初期の傑作で、映画(「死霊伝説」)は駄作だけど、小説は素晴らしい。

    その、続編。

    いわゆる外伝みたいなものだけど、小編ながらも、「呪われた町」の世界観が良く表れている。

    映像にすると多分ものすごく滑稽になってしまうんだろうけど、キングの文章にかかると、圧倒的なリアリティに戦慄してしまう。
    そして、余韻に浸ってしまう。

    「呪われた町」を読み返したくなってしまった。

  • オーソドックスなヴァンパイア・アンソロジー。実は以前読んでいるのだが、どさくさで手放していたので再購入。

    ブラム・ストーカーによる永遠の傑作「吸血鬼ドラキュラ」を軸として、それ以前の吸血鬼もの、映画作品の抄録、そして近年の新たな形の吸血鬼作品…の三章に分けて紹介している。

    「人間の生血を吸う不死者」という存在が怪奇/ホラーの創作の分野においていかに魅力的なモチーフであるかということ、そしてストーカーによって創造された「伯爵」がいかにホラー界で大きな存在であるかということを、改めて理解させられる一冊。その意味では、編者ヘイニングの、ストーカーへのトリビュートと考えてもいいのかも。

  • ヴァンパイアが活躍する物語はカーミラやドラキュラだけじゃない!
    それを教えてくれる本です。
    書籍化されていない古い投稿作品なども収録されていて、大変価値のある一冊だと思います。

  • 10/25読了
    全訳ではないので、ちょっとわかりにくいものもあった。
    ヴァンパイア・コレクションなので「十月の西」よりはエナー叔父さんの話のほうがよかったのでは?

  • 吸血鬼の短編小説(21篇)

    様々なタイプの吸血鬼像が面白い。

  • スティーブン・キング、アン・ライス、ウディ・アレン、レイ・ブラッドベリなど全部で21篇の小説が収録されています。従来どおりのイメージそのままな吸血鬼あり、そうでない吸血鬼あり。怖い話あり、笑い話あり、です。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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