ストレートタイム (角川文庫)

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042784012

感想・レビュー・書評

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  • ムショ帰りで更生しようとしているのに世間が許さなくて、また犯罪に手を染めてしまうくだりが切ない。自身刑務所に入っていたというエドワード・バンカー描くだけにリアルです。

  • 犯罪者バンカーが服役中に執筆し、出版後は高い評価を得たという曰くつきのクライムノベル。

    自らの過去を基にしていることもあり、仮釈放から再び犯罪に手を染めるまでをリアリティ溢れる展開で読ませるが、やや気負い過ぎてテンポが失われているのが残念だ。だが終盤に至り、追い詰められていく男の焦燥は重苦しいまでの緊張感に満ち、仲間への不信が躊躇なく殺人へと繋がることの狂気性も見事に表現している。

    ただ、バンカー自身の心境を反映したが如きラストは甘いと感じた。ノワールとは、極論を述べれば破滅の文学であり、本作はその一歩手前で逃避する。底辺で生きざるを得ない人間らを描くことで社会批判を加えながらも、最後には単なる己の悪運の強さを肯定し中和することに、真の「救い」があるはずなどないからだ。

  • わたし好みの一人称単視点ノワール。犯罪者としてしか生きられない主人公、その独白が非常に生々しく、同情は出来ないのに引き込まれてしまう。

  • エドワード・バンカー著者:作家になるまで少年院と刑務所で過ごす

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