犬の力 下 (角川文庫 ウ 16-5)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042823056
感想・レビュー・書評
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長かった、久しぶりに時間かかった。下巻はの途中から一気に麻薬戦争も佳境に入り、後半は主だった登場人物が一気に消えていく。追うものと追われるもの、どちらの強大な組織のトップにいながら、最後は自分たちで決着をつける展開。本人出ていかなくても指揮を執ってやらせればいいのに。主人公は最後死ぬかと思ったけど、悪者サイドがやられてまずまずの終わり方。ただ、途中途中で子供が死ぬシーンがあるのがキツイ。
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名前を覚えられなくて、経緯を把握するのが難しい小説。すべてが現在形で表現されながら、時系列は数年たっていたりしているために余計に難しかった。評価はすごく高いが自分にはあまり合わなかったかな。
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2021年2月12日読了。
DEA捜査官アート・ケラーとメキシコの麻薬王アダン・バレーラの話。
アダンの恋人ノーラは、愛する人をアダン一味に殺され、ニューヨークのギャングもどきだったカランは軍人サル・スカーチの元、立派な殺し屋になっている。
1985年から始まった物語が、2004年で終わる。 -
何だか消化不良のまま終わった感あり。
決して面白くないわけではなく、下巻は面白くて上巻に比べ、まとめて読み進めることができてたと思う。
しかしなあ。あれだけ狡猾な奴等が、最後、あんな風になるかなあ。続編があることを知らなければ、かなりガッカリしたと思う。 -
登場人物が煩雑かな。しかしアメリカやメキシコの麻薬問題がこんなことになっていると分かったのは収穫だと思う。
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12月-12。
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上巻、下巻ともに読破にそれぞれ3日ずつ、計1週間要した1000ページを超える長篇骨太作品。
上巻でドン・ウィンズロウ独特の表現技巧、登場人物、用語に慣れたので、下巻は上巻より読みやすく感じられたが、拷問、虐殺等、残酷な描写が多く、やっぱりバイオレンスものは苦手。
暴力とは無縁な平穏で安全な日々に感謝してしまった。
ピッコーネ兄弟に対するバレーラ兄弟の報復が壮絶だった。
ノーラにとってパラーダ枢機卿の存在がどれほど大きいものだったかが、ノーラの果たす役割からわかる。
<タイトル「犬の力」について>
旧約聖書の詩編22章20節
わたしの魂を剣から、
わたしの愛を犬の力から、
解き放ってください。
民を苦しめ、衆をいたぶる悪の象徴=剣、犬の力
訳者は「犬の力」=悪に立ち向かう武器としての悪、すなわち怒りとして定義している -
麻薬戦争の話。
読んでいて何回も力が入りました。
読み終えて脱力。
ザ・カルテルも読みたいですが疲れたので一旦休憩します。 -
登場人物の関係が頭に入らず、なんだかわからないうちに読み終わってしまった。