太陽の王ラムセス 4 (角川文庫 シ 20-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042836049

作品紹介・あらすじ

カデシュの戦いで奇跡的勝利を収めたラムセスは、偉大なるファラオとして名声を確立した。だが蛮勇ヒッタイトはエジプト侵略を諦めたわけではなかった。砂漠の掠奪者ベドウィンと手を組んだのだ。果してエジプトに平穏の時は訪れるのか-。一方、失踪していたモーゼが突然ラムセスの前に現れる。神の啓示を受け、ヘブライ人をエジプトから解放し、"約束の地"を目指すという。また、ラムセスを闇の力から守り続けてきた王妃ネフェルタリ。その最後の命を燃やす愛妃のために、ラムセスは光の力を生み出す大神殿を築く決意をする。ファラオの愛と哀しみが絶頂を迎える、感動の第四巻。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に妹からすすめられて夢中になった一冊です。

    古代エジプトの壮大な物語。

    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    カデシュの戦いで奇跡的勝利を収めたラムセスは、偉大なるファラオとして名声を確立した。だが蛮勇ヒッタイトはエジプト侵略を諦めたわけではなかった。砂漠の掠奪者ベドウィンと手を組んだのだ。果してエジプトに平穏の時は訪れるのか―。一方、失踪していたモーゼが突然ラムセスの前に現れる。神の啓示を受け、ヘブライ人をエジプトから解放し、“約束の地”を目指すという。また、ラムセスを闇の力から守り続けてきた王妃ネフェルタリ。その最後の命を燃やす愛妃のために、ラムセスは光の力を生み出す大神殿を築く決意をする。ファラオの愛と哀しみが絶頂を迎える、感動の第四巻。

  • あれだけ、シェナルめー!って思ってたけど、最期は衝撃的で悲しくなっちゃう。
    トーヤ、ネフェルタリ、ラムセスを突き動かす存在が死を迎えていく4巻、ちょっとせつない。

  • 内容 : 
    失踪していたモーゼが突然ラムセスの前に現れた。
    一方、王妃のネフェルタリは徐々にその生命の火に翳りを見せはじめる。
    ラムセスはネフェルタリの愛と美を称えるため、アブ・シンベルの地に壮麗な神殿の建築を進めるのだが…。

    著者 : クリスチャン ジャック
    フランスのベストセラー作家、エッセイスト、エジプト学者。
    ソルボンヌ大学で、エジプト学の研究において学位を取得。

  • モーセは「出エジプト」を成し遂げ、ヒッタイト帝国との講和も実現し、政敵だった兄との戦いも終了。ラスト数ページでアブシンベル神殿の完成披露の最中に王妃も死去。主だった脇役が全員退場してしまっており、ここで終わってもいいのでは?という気がしないでもないが、一応最後まで読むつもり。

  • カデシュの戦いのときは28歳だったのに、この巻の最後にはあっという間に40歳を超えている。
    その間ずっとヒッタイトとは和平交渉をしていた様子。
    モーゼもやっと立ち上がり、兄も最後の陰謀へ。
    親友の外務大臣が外国へ行けばその都度捕らえられたり、王妃や子が何度も呪いを受けたりなど、ワンパターン化が否めない。

  • 長年の鬱憤を晴らせたラムセス。ヒッタイトとの和平、オフィール一派の捕縛、シェナルの撃退。幸せの絶頂を迎えるが、これからは下るだけなのか…。人の死は避けられないが、トーヤ、ネフェルタリ、黄金色の犬との別れに始まり、どういう最後が待ち受けているんだろう。

  • (2000.12.28読了)(2000.12.25購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    カデシュの戦いで奇跡的勝利を収めたラムセスは、偉大なるファラオとして名声を確立した。だが蛮勇ヒッタイトはエジプト侵略を諦めたわけではなかった。砂漠の掠奪者ベドウィンと手を組んだのだ。果してエジプトに平穏の時は訪れるのか―。一方、失踪していたモーゼが突然ラムセスの前に現れる。神の啓示を受け、ヘブライ人をエジプトから解放し、“約束の地”を目指すという。また、ラムセスを闇の力から守り続けてきた王妃ネフェルタリ。その最後の命を燃やす愛妃のために、ラムセスは光の力を生み出す大神殿を築く決意をする。ファラオの愛と哀しみが絶頂を迎える、感動の第四巻。

    ☆関連図書(既読)
    「太陽の王 ラムセス(1)」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.09.25
    「太陽の王 ラムセス(2)大神殿」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.10.25
    「太陽の王 ラムセス(3)カデシュの戦い」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.11.25

  •  いつの間にやらラムセスが40代突入。
     ヒッタイトとの外交や兄の行く末など、読んでいてはらはらする展開。


     しかし行間から年代が感じ取れず、20代のある時期といってもいいようなところもしばし、年相応の何かが無いのはイキオイがあるからなのかな。

  • 削除

  • ラムセスの治世も早、二十一年が経ちました。この辺りから、ラムセスを取り巻く人々が大きく変化します。ラムセスの命を狙い続けていた兄・シェナルは死に、モーゼはエジプトを去り、詩人のホロメス、猫のヘクトール、皇后トーヤ、犬の門番、そしてラムセスの最愛の人であるネフェルタリが続けて亡くなります。中でも一番、大きな衝撃だったのは、やはりネフェルタリの死でしょう。この時のラムセスの気持ちを思うと本当に泣けて来ます。愛する人が自分より先に旅立ってしまう…悲しいです。

    ラムセスが偉大なファラオであるのと同じく、ネフェルタリもまた、偉大な王妃でした。ネフェルタリがどれほどラムセスを愛していたか、そしてラムセスもどれほどネフェルタリを愛していたか、二人の愛の大きさがひしひしと伝わって来ます。

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