未来への扉―千年医師物語〈3〉 (角川文庫)

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042881056

作品紹介・あらすじ

医師という言葉すら知られていなかった時代、ひとりの少年が手を触れた人の死を悟る不思議な力に気がついた-それから約十世紀。「医師の手」は選ばれし一族に、脈々と受け継がれてきた。医学と宗教が葛藤するペルシア、一族の故郷ロンドン、インディアンと出逢い迫害と戦争に翻弄されたアメリカ。様々な時代と場所で、彼らが救った命は数知れない。そして現代、ひとりの女医がその運命を担う。大病院でのキャリアを捨てて、無謀にも田舎で医者となる道を選んだ。医療問題と格闘し、人々と触れ合いながら、彼女が、千年医師が見つけた本当の幸せとは-。欧州で大ベストセラーを記録した一大感動巨編、ついに完結。

感想・レビュー・書評

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  • 最初はカテゴリーをミステリ(ヒロイン)にしていました。
    それで違和感ないような内容です。
    事件も多少はあるけど~でも殺人事件の謎を解くとかはなかったっけ、と。

    千年医師3部作の最後の作品。
    これだけは上下巻でなく1冊でまとまっています。
    時代も現代なので、拍子抜けするほど読みやすい。
    本人もご先祖のことにそれほど興味があるわけでもないしね~。
    ただ、いくつか共通したモチーフは出てきて、それが時代の違いでこうなる、というのも読みどころになっていますよ。

    通称RJことロバータ・ジャンヌダルク・コールは女性内科医。
    マサチューセッツの大きな病院に勤めて、仕事では成功していたけれど、大人になりきっていないような夫との結婚生活は、空洞化していました。
    会議や書類仕事が増えていき、診療にろくに時間をかけられない矛盾に苦しんだり、いくつかの悩みを抱えつつ、さらに女性初という昇進の可能性も打診される。

    夫とは離婚に。
    別荘のある美しい町ウッドフィールドを訪れたとき、町に医者がいない悩みを聞き、町の医者になることを決意。
    地元の看護師や地域の病院と連携して、つぎつぎに事態に対処していきます。
    出会った男性デビッドとも、当初はとてもうまくいって、彼の娘サラともしだいに仲良くなります。
    ところがサラの手術が失敗し、彼は姿を消してしまいます。
    取り残されたRJは苦しみますが、やがて戻ってきた彼の長い話を聞くことに。

    医療のさまざまな問題と医者の悩みが赤裸々に描かれます。
    鼻っ柱は強いけど、繊細な優しさをもつけなげなRJ。
    一人で森に入り、自力で道を切り開こうとしたりするあたり、ご先祖の血もひいているのかな。
    気風のよさと献身的な仕事ぶりに、気分よく読み進められます。

  • 長い旅の先に。

    響いたメモ、
    自分は学ぶことを可能にされていると自覚していて、勉強を真剣に受け止めていた。
    システムに変化をもたらしたいなら、まず権力のなかで自分の立場を築くこと。

  • 最終章は女性が主人公。終わりの見えない面白さでした!!!傑作!

  • 千年医師物語の最終章。

    主人公は女性医師。


    舞台は現代アメリカ。

    医師という職業のもつ現代的側面を
    見事に描いている。

    病院勤務をやめて独立した開業医を選ぶ
    RJ。

    収入は減る上に深夜にも急患で起こされる。

    クマやほかの侵入者怯えて暮らす田舎は

    何の意味があるのか。


    自然の描写が素晴らしい。

    、特に大きな事件はないものの
    静かな感動をよぶ作品。

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