FINAL FANTASY evolution (角川スニーカー文庫)

  • 角川書店 (2001年9月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784042888024

作品紹介・あらすじ

世界22カ国から集められた160人以上の超一流スタッフが作り上げたスーパーリアルCG映画「ファイナルファンタジー」のノベライズ、スニーカー特別版。人類滅亡の危機をひとりの女性科学者が救うべく戦う!

感想・レビュー・書評

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  • 2001年公開のフル3DCG映画「ファイナルファンタジー」のノベライズ。ガイア理論をテーマにしたSF。

    3DCGの映像に期待して公開当時勇んで観に行った映画。自分はそれなりに楽しめたつもりだったが、後に会社が傾くほどの大爆死だったということで話題になっていて驚いた。そんなに悪かったのかなぁと思いつつ、今回小説版でストーリーを振り返ってみた。

    ファイナルファンタジーといえば、基本は異世界ファンタジーを基調としていながらも、一作目からSF的な仕掛けがあり、特に六作目以降はがっつりと世界観にもSFを取り込んできたシリーズだ。
    本作はもう、ファンタジーを振り切ってガチなSF大作として制作されている。ただ、そこにあるのは“どファンタジー”だったFF9の「死から見えてくるもの」というテーマ性を引き継いでおり、世界観の違いにかかわらず、当時の坂口博信の思想を色濃く反映ししたものとなっている。

    物語のキーになるのはジェームズ・ラブロックの「ガイア理論」。そこから組み立てられたプロットは、うまくできているもののややわかりにくく、映像作品としては深遠すぎたのかもしれない。何よりもハッピーエンドなのかバッドエンドなのかよくわからなくなってしまうラストが大衆には受けなかったのだろう。フル3DCGの迫力ある映像とアクションだけでは足りなかったらしい。ノベライズとしては映画でわかりにくかったところを補完できているので良かったと思う。

    おバカなハイン将軍の暴走、地球を救うミッションに向かう主人公たち、謎の地球外生命体の真相――構成はシンプルで楽しめた。でも何かが足りない、そんな読後感。ガイア理論についてもかえってよくわからなくなってしまったが、それをボスの正体としてのプロットして割り切ると、そのあたりはよくできていたと思う。また映画を見直してみるかな。

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