リンドバーグ〈上〉―空から来た男 (角川文庫)

制作 : A.Scott Berg  広瀬 順弘 
  • 角川書店 (2002年6月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042890010

作品紹介

スピリット・オブ・セントルイス号が白いタカのように滑走路に舞い降りた!人類初、ニューヨーク=パリ間のノンストップ飛行を成し遂げ、歴史に燦然と輝くその名を刻みつけた男、チャールズ・A・リンドバーグ。大空への夢はどのように実現されたのだろうか。綿密な飛行計画と資金面でのやりくり、燃料タンクの配置や計器類の取りつけまで自ら指示した愛機の詳細など、大陸横断飛行の裏の裏まで克明に取材し、一人の男のひたむきな情熱が結実するまでをつぶさに追った、ピュリッツァー賞受賞の決定版評伝。

リンドバーグ〈上〉―空から来た男 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 理想の生き方を体現した男の物語。
    リンドバーグと言えば、「大西洋単独無着陸飛行」で知られている。
    一般に「アメリカン・ドリーム」の体現者ということで有名だが、
    その後の波乱万丈の彼の人生については知らない人が多いと思う。
    約1100ページのこの本の中で、「無着陸飛行」の部分は最初の300ページまでで、その後の人生に800ページが割り当てられている。
    子息の誘拐事件に始まり、アメリカの航空路の開拓、遺跡調査への協力、血液ポンプの製作、反ユダヤ主義・ナチスへの協力疑惑、
    第2次大戦機のテストパイロット、自然保護活動への傾倒等々、
    「無着陸飛行」以降様々な問題に取り組んだ彼の業績をあらためて認識した。
    この本の中でも語られていることだが、リンドバーグは自己の目標を設定し、それを果たすことが自分の人生を良く生きる方法だと考えていたようである。
    また終生様々なメディアからプライバシーの侵害を受けたが、全く動じない強い信念の持ち主でもあった。
    最後まで自分の生き方を貫き通し、自分の墓の段取り(そして死期)まで決めたほど徹底していた。

    私の人生観から見ると少し窮屈にも思えるが、この時代は彼のようなヒーローを欲していた時代だったのだろう。
    リンドバーグは、その体現者としての自分の役割を良く判っていたのかもしれない。

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