スロウ・ハンド (角川文庫 ス 13-1)

著者 : サビーナ・フェイ 中谷ハルナ

制作 : ミシェル スラング 

• KADOKAWA (2002年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

これまでにないエロティックな短篇集を-そんな思いを胸に、ひとりの女性編集者が作家たちに一通の手紙を綴った。「小説は長くても短くてもかまいません。主人公は誰でも、実体験でもフィクションでも…。わたしが求めているのは、その作品を読んだことによってぞくぞくすること。官能的な、セクシーな気持ちになることなのです」そして生まれたのが、8人の女性作家によるポルノグラフィー。異国の主人公たちが織り成す珠玉の物語が、包みこむように優しく、ゆっくりと、あなたを官能の世界へと導いてくれる…。

感想・レビュー・書評

[葡萄森兄夫さんの感想 · 2015年11月15日]

「SLOW HAND」Women writing erotica...
なる本の翻訳である。

欧米亜８人の女性作家の競作よる官能小説短編集。

見知らぬ隣人から覗かれる日々を描き、 Ｐ・オースターの小説の風味のある
「9300万マイルのかなた」。

鉄道自殺の日、その死と生、情欲を描き、 ケン・ラッセルの映像世界を思わせる
「跳び屋」。
等々、作風もプロットもバラエティに富んでいて文学的。

[ぼくらさんの感想 · 2013年8月13日]

ナルホド。