ブラックベリー・ワイン (角川文庫)

制作 : 松尾 たいこ  Joanne Harris  那波 かおり 
  • 角川書店
3.63
  • (11)
  • (10)
  • (23)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 86
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042906025

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 文庫で読了。
    ショコラの続編、と言ったら語弊があるのかな。
    でも出てくる村の雰囲気とか、人々の生活観とか、そういったものがしっかり受け継がれている感じがした。


    匂いと記憶は深くリンクしているものなんだなぁと思う。

    ”ワインは遠い夏の日々を、忘れたことさえ忘れてしまった記憶を呼び覚ます”


    そしてもう一回ショコラを読みたくなった。

  • 物語の幕が下りた後、こんなにも幸せな気持ちに満たされるのは、やはりジョアン・ハリスの作品だと改めて実感しました。ワインは決して主役ではなく、ストーリーの潤滑油のような存在です。人の心を開かせる力を持った不思議なワイン。どこで取れた葡萄のワインだとか、何年もののワインだとかいうような話は一切出てこないので、私のようなワインには全く無知な人間でも理解できない部分などはありません。
     この作品で感じたのは、女性の凛々しさでした。主人公のジェイは臆病で小心者。一方、彼の周囲にいる女性たちは、度胸があり、行動力があり、非常に自立しています。ですが、思いつきで夢を追える純粋なジェイにも憧れます。男性の方が、夢のために他のものを捨てて、一心に向かっていけるものかもしれません。女性ほど現実的でないから、途方もない夢も追えるんだろうなぁと思いました。

  • ショコラのワイン版。こっちのほうが人間味があり面白い。

  • イギリス人の作家ジェイはデビュー作にして出世作の「ジャックアップル・ジョー」 を書いたきり、消耗されるSF小説を別名で書いて糊口をしのぐ生活。ガールフレンドのケリーは出会ったときはジェイの魅力的と映ったことも、自身がTV界で成功しつつある今は単にいつまでも過去にしがみつき状況を打開しようとしない頑固者、と思うようになりジェイを<改善>しようとパーティだなんだとあちこち連れまわそうとします。うんざりしたジェイはパンフレットだけでフランスのランスクネ・スー・タンヌの土地と家を衝動買いしてケリーのところから飛び出していきます。その土地でもの思いにふけり、庭仕事をしながら過去の思い出を追体験して自分自身を見つめなおす、というようなお話。ミステリの要素もあり、御伽噺の雰囲気もあり、二度目に読んでもとても面白かったです。

  • 映画ショコラの原作者の作品。ショコラの村を舞台にしていて、とてものどかな時間が平和に流れていく。読んでいて穏やかで静かな気分になれた

  • ショコラ続編。本としてはこっちの方が面白かったです♪ルーがうろちょろしてる。
    たぶん藤井さんはこの主人公の暮らし方が羨ましいんだと思うな。葡萄を作って畑仕事をしてワインを作って原稿を書くっていう(笑)

  • 「ショコラ」と同じ舞台のもうひとつの物語。文庫化され、装訂の愛らしさも互いに通じるものがあっていい。物語のやわらかさ・暖かさも共通している。

  • 少年ジェイと老人ジョーとの夏の思い出が描かれたミステリアスでファンタジックな作品。
    ジョーのさまざまな知識にジェイが夢中になっていく件がとても素敵。

全9件中 1 - 9件を表示

ブラックベリー・ワイン (角川文庫)のその他の作品

ブラックベリー・ワイン (BOOK PLUS) 単行本 ブラックベリー・ワイン (BOOK PLUS) ジョアン・ハリス

ジョアン・ハリスの作品

ツイートする