- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042951049
感想・レビュー・書評
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元・おばけが見える少女、ペギー・スーの冒険4作目です。
前回で「みえざる者たち」の正体を知り、打破したはずのペギーは冒険を終えるはずでしたが、読者のラブコールに応じて冒険を再開した形です。
今回戦うのはゼータ星人という宇宙人。
もろもろ、ツッコミどころもあり、辻褄の合わないファンタジーさもありながら(!)ですが、個人的にはお話の非現実感を十分に楽しめました。
ペギー・スーのシリーズでは「え、これでおしまい?」というような、ある意味見せ場の少ない作品ではあるのですが、お話の規模が宇宙まで拡大したことで、他の作品よりも「想像力」を掻き立てられる内容です。
風を調教するシーンなどは一風変わっていて楽しいなと思いましたし、私は伝説の木の上でおばあちゃんになるんだろうな、と想像してみたり。
(しかし、ミシェルとクララの確執や、マルティナの嫉妬については、掘り下げて欲しいところではありました……)
このシリーズに多く見られる「男の子というものは~」「女の子というものは~」というジェンダーロール表記が少なかったのもポイント高めでした。あれ、私は結構読んでいて要らないなあと思っていたんですよね。
著者であるセルジュ・ブリュソロ氏はファンからの期待がある限り書き続ける、と話していたそうですが、2022年現在では11巻まで発売されているようです。その11巻が2012年発売なので、これで一応の打ち切りなのかな?
とりあえず、乗りかけた船。ということで続きを読み進めたいと思います。
現実的な本ばかり読んでいると、先が見えなくてネガティブになりがち。そういうときこそ、希望のあるファンタジー作品に心洗われますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ペギー・スーのシリーズは、過去3巻まで読んでいました。
今回、何十年ぶりかで、続きを読んでみました。
いやー、面白かった。
奇想天外な設定!
この危機、乗り越えられる?
無理じゃない?
と、ワクワクしながら読みましたよ。
その解決法があっさりしすぎたり、
辻褄があわないところもありましたが、
それでも
no problem!
現実を離れたところで、
ペギー・スーの世界を
十分に楽しめました。
続編もまだまだあるみたいなので、
ぼちぼち
読んでいきたいな、と思ってます。 -
世界一きれいな湖のある町、
アクアリア。
そこでは巨大な蛇が這いまわり、湖でクジラは石を吹く。
生きた携帯電話は囁くのをやめ、ドラゴンは消えることのない火を燃やす。
かつてはバカンスの地として栄えていたその町が、今では怪物達の動物園と化しているー。
本来なら前作で完結していたはずのところを、ファンのラブコールから再開された
ペギー・スーシリーズ第4巻。
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今までの話とは少し色が変わって、冒険が宇宙規模になっています。もはや何でもありな感じも否めないですが、それでも先の読めない展開は健在。
作者の発想には驚かされてばかりです。 -
前巻までと比べると格段に薄くなりましたね。
今回もやはり矛盾だらけ。説明的。都合の良すぎる展開。
書きながら展開を考えて行くタイプの作家さんなのかも知れませんね。前後の辻褄が合わない部分が結構あるのですよ。その度にモヤモヤしてしまいます。
そして前巻の感想で書きそびれましたが、いつの間にそんな設定が!?と言うことが、あたかも「皆承知の通り」みたいな書き方をされていて、ついて行けなかったりします(^_^;
今回で言うとどうしても気になったのが
ドラゴンの炎をひたした噴水でセバスチャンを復活させられたのでは?
何にでも引火するはずなのに悪魔の防火服が退いた親指は無事だったのか?
ET卵説はあの段階では仮説でしかないのに真実にすり替わったのは何故か?
何故セバスチャンは伝説の巨木にあんなに詳しいのか?
死なせたくないと言いながらその方法では結局餓死するのでは?
などなど。
知らないはずだろう人物が説明し過ぎる節がありますよね・・・
あと、不吉な予感やら散々おどしておいての肩すかしね(笑)全然困難じゃ無いじゃん!
ストーリー、内容は、ですね。
弱肉強食について考えさせられるものはあります。人間のエゴと言う部分でしょうか。
でもやはり終盤駆け足で尻すぼみな印象は強いです。
ところで前巻の終わりでシーン、でしたっけ?彼は冒険に加わりそうな振りがあったのにそのまま消えましたね(苦笑) -
ペギー・スー4作目。
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イチャイチャしおって…フランス人が
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ペギーは色んな敵と戦わなきゃいけないってこと。
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図書館。
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前回で本当に一応の決着がついていたみたいで拍子抜け。
面白い設定がたくさんでてくるのに、
最後のほうであっという間に全部解決してしまって
食い足りない感じが残るのは今回も同じ。
でも何故か次に手が伸びちゃうw(09.04.16) -
父母姉とは袂を分かち、ペギーをを理解してくれるケイティおばあちゃんと青い犬と一緒に、湖のほとりで落ち着き猫のレンタルとお菓子を売って暮らそうと、アクアリアというリゾート地に骨休めに出かけたペギー・スー。なのに到着したら、リゾートの人気者だったドラゴンと宇宙クジラ、それに宇宙ヘビの暴走で街はどんより暗い雰囲気。ケイティおばあちゃんの魔法と青い犬の忠誠心、ペギーの思い切りと推理でこの難関を乗り切れるか?!?!