天使と悪魔 (上) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042955016

作品紹介・あらすじ

ハーヴァード大の図像学者ラングドンはスイスの科学研究所長から電話を受け、ある紋章についての説明を求められる。それは十七世紀にガリレオが創設した科学者たちの秘密結社"イルミナティ"の伝説の紋章だった。紋章は男の死体の胸に焼印として押されていたのだという。殺された男は、最近極秘のうちに大量反物質の生成に成功した科学者だった。反物質はすでに殺人者に盗まれ、密かにヴァチカンに持込まれていた-。

感想・レビュー・書評

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  • (ダヴィンチコードは先に読了)
    引き込まれた。ワクワクキラキラブルブル。
    宗教には馴染みが無いのは正直なところ。
    キリスト教についての知識がある程度あれば更におもしろいだろう。
    どこか空想的な世界の中にいるような感覚がある。
    宗教の神秘的な部分にどこか魅力を感じている自分がいるからだろうか。
    中巻に進む。

  • 全体の感想は下巻を読んでから。

    前回同様、中盤の説明的なところを乗り換えられるかがポイントだと思う。これ、ラングドンいる?と思ってたらやっと出番が回ってきて、中巻へ続くといったところ。たぶん、ラングドンもそう思っていたに違いない(笑)
    私としてはここからが面白くなると期待している。専門分野が好きな人は、ここも楽しいのだろう。羨ましい。

  • 科学と宗教は対立させるべきものなのか。古くから議論のテーマとされてきたこの問題にダンブラウンが歴史から紐解く。
    科学に解き明かせない神秘を宗教が埋めてきた。だからといって科学が宗教を塗り潰すことは決してないだろう。

  • 今頃シリーズ読み始める。オカルト好きならたまらない。今後楽しみ。

  • いや~~~面白かったっす!さすがダン・ブラウン!!
    ダン・ブラウンと言えば、翻訳ものでベストセラーとなった「ダヴィンチ・コード」。
    本書はそれ以前に書かれ、「ダヴィンチ・コード」でもヒーローだったハーヴァード大宗教象徴学教授のロバート・ラングドンの1作目になります。
    もちろん「ダヴィンチ・コード」もよかったのですが、私は本書の方がもっと好きかも。
    最初、物理学、それも学者たちの話から始まりヽ(・_・;)ノ ドヒャー
    自慢じゃないけど・・・物理のテスト、30点以上、取ったことがありませんからね~わたくし。
    授業中はびっくりハウスを読んでいました!ガハハ なもんですから、拒否反応がでそうになりました。
    でも、そんな私でもわかるように、わかり易く説明されていますので、ご安心を。
    そして新教皇選出という大事をひかえたヴァチカンを狙うは、17世紀の秘密結社「イルミナティ」。
    またまた頭脳明晰な美女が登場し、ラングドンと一緒にヴァチカンを救いに向かいます。
    要するに、科学VS宗教ってことなんだけど、昔の文献を紐解いたりとか、もうハラハラドキドキもんですよん。
    タイムリミットがあるからスピード感もやはり凄いし。
    ダヴィンチ・コードよりこっちの方が好きなのは、ラストの切なさの違いかなぁ~。
    なんだかウルウルに思わずなりそうになっちゃいました。
    本書のおかげでローマやヴァチカンに行ってみたくなったし。
    映画も楽しかったぁ~♪ やっぱりラングドンはトム・ハンクスだよなぁ・・・σ(^_^; ファンなんです~~!(笑)
    こういう秘密結社の話とか大好きなんです、私。
    著者注記がありまして、「イルミナティに関する記述もまた、事実に基づいている。」って書いてあるんですよ。
    おまけにフリーメイソンをものみ込んでしまった・・・なんていう記述もあるから、すごい秘密結社なんだぁ~と信じていたのに!
    あとがきに「著者の空想」部分が多いらしく、前出の記述は読者をひっかけるトリックなんだそうで。やられましたね!ヾ(≧▽≦)ノ ガハハ♪

  • THEエンターテイメント小説
    読みやすい。面白い。

    ダヴィンチ・コードともども面白い
    これまであまり興味がなかった
    ローマやヴァチカンという土地に対して
    違ったチャンネルを私にくれました。

    冒頭のセルンを脱したあたりから
    スピード感が加速していきます

  •  大好きなラングドンシリーズ第1作。何度読んでもスリル満点で面白い。情報量も莫大で視点も次々と変わるので目まぐるしく思えるが、非常に読みやすい。著者はもちろん、訳者の方もいいお仕事されているのだろう。コンクラーベのニュースを見ると本書を思い出すようになり、虚実入り交じるが知識が増えて楽しい。
     上巻は啓示の道の手がかりを得るため、記録保管所へ向かうところで終了。初読時はすっかり翻弄され、最新コンピューターでも作成できないアンビグラムできてるじゃないか!と興奮し、何度も上下逆さにして確認してたな。

  • 場所はスイス、フランス、イタリアかな
    ハシシに仕える者、ハサシン、アサシン暗殺者『神がつくった究極の素粒子』『タオ自然学』『神、その証』
    真の科学は神を見つけ出す。あらゆる扉の陰に神が待ち受けていたかのように。
    科学と宗教は反目し合っているわけではない。科学が若すぎるせいで、宗教を理解できないだけだ。
    思い出して!この試練を乗り越える方法を思い出して!思い出す-それは仏教の哲人が用いる手法だ。とうてい答などなさそうな難問を前にして、その解決策を探すのではなく、ただ思い出すよう心に命じた。自分がすでに答を知っていると決めこめば、答がかならず存在すると信じる境地に達し、それゆえ失望というよけいな想念を捨て去れる。

  • 『ダヴィンチコード』が予想以上に面白かったので、その前作にあたるこちらも手に取ってみた。

    スイスにある科学技術の研究組織内で、一人の上級研究員が殺害される。胸にはイルミナティの焼き印が押され、凄惨な遺体となって発見された。
    宗教象徴学を研究するロバート・ラングドンは滅びたと信じていた秘密結社・イルミナティの復活を知り、慄然とする。
    反物質という核よりも恐ろしい威力を発揮するサンプルも盗み出され、ロバートは殺された研究員の共同研究者であり養女でもあったヴィットリアと、カトリックの本拠地ヴァチカンへと向かう・・・。

    ダヴィンチコードに比べると前半の話の進みがややまだるっこしく(反物質とは、とか、イルミナティとは、とか)、しかし物語が滑り出すと一気に面白くなる。
    どう話が展開するのか、楽しみだ。

  • シリーズを通して読んでみたいと思い、
    ラングドンシリーズ第1弾上巻を再読しました。
     
    16世紀に創設された科学者たちの秘密結社
    『イルミナティ』。
    死体の胸にそのマークが焼き印として押されていた!
     
    既読なのにワクワクするこの展開。
     
    映画を観てがっかりした人は
    ぜひ小説版を読んでください。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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