ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

制作 : 越前 敏弥 
  • 角川書店 (2006年3月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042955054

作品紹介

ティービング邸で暗号解読の末、彼らが辿り着いたのは、ダ・ヴィンチが英知の限りを尽くしてメッセージを描き込んだ"最後の晩餐"だった。そしてついに、幾世紀も絵の中に秘され続けてきた驚愕の事実が、全貌を現した!祖父の秘密とその真実をようやく理解したソフィーは、二人と共に、最後の鍵を解くため、イギリスへ飛ぶ-。キリスト教の根幹を揺るがし、ヨーロッパの歴史を塗り替えた世紀の大問題作。

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 著者:ダン・ブラウン
    訳者:越前敏弥


    数年前に話題になったが私はその時も興味はあったが手を伸ばすには至らなかった。
    数週間前に本書の映画作品が放映されており、私は映像から入った。

    正直、ヨーロッパ、歴史、キリスト教の事に無知な私は多くが「?」マークで頭が占められいた。
    それでも映画なので、そんな私の気持ちも無視し次々と映像が切り替わっていった。

    もちろんそんなこんなで流しながら、電車に乗った窓に映る風景のように目に映っただけで、観てはいない状態なので理解できない状態で見終えてしまいました。

    それでも興味はあったので今度は本書を手に取り読んで観ました。
    一度映像を見ていたので、登場人物や建物の風景などが少しは思い浮かべる事ができ、その分浮いた余力そ内容の理解に使う事ができました。

    そうすると大きな発見と驚きがありました。
    ダ・ヴィンチの絵には様々な謎が散りばめられている事、キリストの謎など「パンドラの箱」とも言えるべき多くの謎が本書によって開けられている。

    全く馴染みのない日本人の私でさえ、この衝撃は大きかった。
    本書に書かれている多くが事実に基づいて書かれている事を考えると相当な問題作なのだと改めて思った。

    歴史的事実と小説を見事に融合させ長編でありながら最後まで驚きがあり、途中で投げ出したくなる事はなかった。http://blog.livedoor.jp/book_dokushonikki/

  • ダヴィンチコード

    物語もさることながら、聖杯伝説自体にとても興味を持った。そして聖杯伝説がサブリミナルに今まで触れてきた多くの作品群に隠されているという雑学、小ネタも絶好調。聖杯伝説とは、イエス・キリストは人間であり、マグダラノマリアと結婚していた。結婚してさらに、子供もいた。そのため、今でも世界のどこかでイエスキリストの子孫は生き続け、シオン修道会という組織に守られ続けているという伝説である。これは空前絶後の大スキャンダルである。絶対的に思える教義にもその前史があり、選ばれた歴史と、選ばれなかった歴史がある。フーコー的な歴史観を彷彿とさせるこのような歴史観をイエスキリストというテーマを通じて描くのだから、やっぱりダン・ブラウンはすごい。
    実は、ロスリン礼拝堂以外の舞台には旅行の際に訪れたが、一番面白かったのはルーブルの逆さピラミッド。逆さピラミッドはルーブルの地下にあるわけであるが、そのあたりにはお店がたくさんある。そして逆さピラミッドの後ろにあるものはAppleストア。そう、Appleのロゴは「欠けたる」「球体」そのものなのである。ロストシンボルのテーマでもあるが、世の中には隠された象徴群が多すぎる。これだから歴史は面白い。

  • 上・中・下の三部作。
    閉館後の静寂なルーブル美術館で、館長であるソニエールが殺された。その殺人は、ソニエールの背景にある秘密結社の存在やその立場、団体が何世紀にも掛けて守り続けてきた“ある秘密”の存在を揺り動かす危機だった。
    ソニエールは死の間際、“ある秘密”を伝達するべく巧妙な暗号を残す。それらは高名な象徴学者ラングドン、そして被害者の孫娘で著名な暗号解読者でもあるソフィーに託された。彼らは警察に容疑者として手配されながら、少しずつ秘密の真相に近付いていく。

    キリスト教の派閥を中心に、宗教的な意味合いを持つ有名な美術作品を絡めながら、史実に沿ってストーリーは展開する。巻頭には本編で登場するレオナルド・ダ・ヴィンチやジャン・コクトーなどの美術作品が掲載されているため、本編と絵を見比べながら読み進められる。
    秘密結社の存在や“ある秘密”の真相について、登場人物のそれぞれの専門知識を活かし、一つ一つ解き明かしていく。何世紀にも人の手を渡り、何重にも守られた謎が、少しずつ紐解かれていく展開に、ミステリとしても先が気になり一気読み。
    この本を読むと派生して、ルネサンス期の歴史や著名な人物の生い立ちなど様々な知識を吸収したくなり良い刺激を受けた。

    激しく余談ですが、映画のポスターを昔見ていたせいか脳内映像でラングドンはすっかりトム・ハンクス。でもヒロイン役のソフィーはオドレイ・トトゥではなく、キャサリン・ゼタ=ジョーンズにしていました。

  • 聖杯をめぐる謎解きの物語。
    宗教が絡んだフィクションが好きな人にオススメ。

  • ともすれば回収しきれない題材かと思うのですが
    最後までうまくまとめたなあという感じです

    スピード感エンターテイメント性ともに良!
    少々ダレる感じもあったんですが、そこに
    シラスが加わることによって重厚性とアクセントが
    加わります

    読み終わって心がじんわりするような、とか
    これは近年読んだ中でもヒットだな、とかいう
    感想はないんですが、面白かったか面白くなかったか
    でいうと間違いなく面白かった一冊

  • 上中巻を読んでいる最中にも感じたのですが、下巻を読んで改めて確信に至りました。
    ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く主人公はロバート・ラングドンかもしれませんが、彼以上の存在感を持っていたのは、脇役である筈のシラス修道僧だったように思います。

    着実に暗号を解いていくラングドン一行の知的探求がもちろん物語のメインテーマですし、最後の最後で明らかになる聖杯の在り処もインパクトのある明示方法で、とても読みごたえがあります。シリーズの他作品も是非読みたいと思います。

    ですが、どんな謎解きより、どんな名シーンよりも、シラス修道僧のひた向きな「赦し」を希求する姿に、ただただ胸が詰まりました。
    私自身は無宗教だし無神論者な人間ではありますが、至高の存在を一心に追い求める人の姿は気高く尊いものだなあと畏敬の念を素直に感じます。
    シラスはカトリックの原初のあり方を追求するあまりバチカンからも疎まれる組織に所属しており、彼が犯した罪については贖罪の余地はないものだとは思いますし、そこまで人間を思い詰めさせる宗教って恐ろしいとも感じますが、そこまで人間の想いを頑ななまでに純化させる宗教って強いなとも感じたのでした。…語彙の貧困さが際立つな、いつも以上に…←


    えーと、ラングドンとソフィのラブ展開は要らなかったです←


    暗号を解いたラングドン一向は、一路イギリスへ飛ぶ。彼らを追ってフランス司法警察とオプス・デイもイギリスへと集結し、やがて彼らの道は錯綜し、ダヴィンチが彼の作品の中に遺した驚愕のメッセージの全貌が明らかになる!

  • なんか、天使と悪魔に比べると緊張感は少ない気がする。
    中巻、下巻になるにつれて
    「あれ、この人たちなにしてるんだっけ
     なんで逃げてるんだっけ」って思っちゃった笑

    スピード感がないというか…(-_-)

    でも、全体的には面白かった!
    あとミスター・ラングドンは惚れっぽい人なのかな笑
    天使と悪魔ではヴィットリアと恋したのに
    もうソフィーと恋しちゃってるもんね笑笑


    まこれは個人的に思っただけ(^p^)

  • キリスト教の変遷を勉強したくなりました。

  • 子どもが熱心に読んでいたけれどこれを理解できるのだろうか? ブームだと言いながら本を読む行為が悪いのではなく、ただ、この本は理解に困ったのではないだろうか?
    と、大人になってから読んで思うのであった。

  • キリスト教及びその周辺の時代ミステリと壮麗かつ膨大な美術知識や背景、そこにこちらかも?あちらかも?と思わせながら「結局そこ!」的なストーリー展開は、天国と地獄に通じるものがある。
    しかし、天国と地獄では膨大な美術、工芸作品がストーリーの中心であったのに対し、本書ではマグダラのマリアやテンプル騎士団などの中世史を中心に、ソニエールが考え出した暗号を解いていきながらストーリーが展開するというやや創作方面に軸足を移した作品になっている。
    そうそう謎を積みあがることにも限界はありそうなものではあり、少し息継ぎが必要か。

    本書は過去に読了済であったが、天国と地獄を読んでから改めて読んでみると、まずストーリは覚えていない、聖杯がなんであったかも覚えていない、ということでほとんど記憶に残っていないことに愕然としてしまった。本書のストーリーとは関係ないことだが。

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