純粋理性批判殺人事件 (上) (角川文庫)

  • 角川書店 (2006年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784042963011

作品紹介・あらすじ

一八〇四年のドイツ。連続殺人事件に頭を抱える捜査員の前に現れたのは哲学者カントだった! 悪魔の爪が殺した、という唯一の手掛かりをもとに極上の推理を展開する才人の活躍を描いた歴史ミステリ。

みんなの感想まとめ

哲学者カントが連続殺人事件に挑むというユニークな設定が魅力の物語。舞台は1804年のドイツで、捜査員が直面する難解な事件にカントが関わることで、理性や知識の限界についての深い考察が展開されます。初めは...

感想・レビュー・書評

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  • 「人間の理性で、あらゆる行動を説明し、正当化できるといっているんじゃないよ。理解力には限界がある。きみのいう未知のものは、今のところ誰もそれを説明しようとしなかったという単純な理由で、未知のままでいるんだ。わたしなら、啓蒙された科学の敗北ではなく、限定的な無知と呼ぶだろうね。」

    カントが出てくるので、それなりのものだと思ったんだけど。そうでもなかったなぁ〜。

  • 初めは、何だろこの紛いものは、と思ったけど、
    読み進めていくと、なかなか面白い。
    カント教授の性格を知っていればよりいいけど、
    全く知らなくても楽しめる。
    ただ、カント本人がこんな人物像で描かれていると知ったら、
    憤慨ものだろうなと思う。

  • カントと言えば、現在の西洋哲学の礎を築いた哲人であり、現代哲学はこの人から始まったと言っても過言ではないような存在。そんなカント先生が殺人事件に挑むとは、その着想からして、既にあたしの琴線に触れてます。物語は、カントも住むドイツの都市で起こった奇怪な連続殺人事件を調べに赴任した判事を主人公に、彼はかつてカントと因縁浅からぬ関係であり、実はカント自身が彼をその街へ導いていたというのです。カントはこの上巻の後半にならないと登場しませんが、どうも理性の人という印象とはほど遠い、曰く「お茶目」な感じのする老人です。でも本を書くのですねと問われて答えた、それならそのタイトルは『殺人理性批判』だ、との一言はしびれます。

  • むしゃくしゃしていたので買いました。

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