燃えるスカートの少女 (角川文庫)

著者 : エイミー・ベンダー 管啓次郎

• KADOKAWA (2007年12月21日発売)

感想・レビュー・書評

[aaaaminoさんの感想 · 2014年2月9日]

短編集
恋人が逆進化した。という出だしに惹かれて購入

話は全て空想系。
恋人が逆進化して猿からミジンコになったり、燃える手を持つ少女だったり・・・。

空想というのはあくまでも極端な比喩であって、もし自分が登場人物だったら・・・と思って読むと楽しいのだろうなぁと思うが、そこまで入り込めなかった。

[hitomimimimimiさんの感想 · 2013年12月26日]

ブラッドベリのような読後感。こちらは少女版といった感じ。無垢な少女は心に刃を隠してる。

[koutaquarterさんの感想 · 2013年9月2日]

『自分はもっと幸せになれるはず』。その信念が無根拠であることに無自覚な人々を、コミカルに／シニカルに、デフォルメ／カリカチュアライズした短編集。現実とのギャップを認められなかったり恨んだり、あるいは乗り越えようとしたり。実はね、交換レートを決めるのは貴女じゃあないんだよ、お嬢さん。さて、おりる？ つづける？

[PLUTOさんの感想 · 2013年8月29日]

ファンタジーなのに登場人物の心がすごくリアル。切なくていっぱいいっぱいで壊れてしまいたいのになんだかそれが心地良いたいな。下品な描写や言葉が多く少しうーんとなってしまったけどそれありきのこの独特な雰囲気。

[黄身さんの感想 · 2013年5月2日]

人生は寂しい。といって
逆進化していった恋人の短編から
始まり、素敵でどこか不思議な短編が続く。
この作者の短編一つ一つの言葉の選び方にたまに泣きそうになる。
きらきらした言葉。不条理でいつも
ハッピーでなくとも、やるせなさすら
愛したくなる、そんな一冊。

[sakaicasterさんの感想 · 2013年4月5日]

女性っぽすぎるかも

[echigoccoさんの感想 · 2013年3月28日]

「思い出す人」がすごくよかった。言葉選びも話も全部含めて圧巻。

次に「癒す人」がよかったけど、他はよくわからず。

[八神さんの感想 · 2013年3月23日]

ほんのまくらフェアで購入。
「私の恋人が逆進化している。」

雰囲気はとても好き。
特に「思い出す人」と「私の名前を呼んで」はドンピシャでした。
が、読み進めていく内に「ん？」となることが多くなる。
小説というよりは詩っていったほうがしっくりくるような。
あと、これは翻訳のせいなのか原文がそうなのかわかりませんが……所々言葉がちょっと……下品かなと。と言っても気になったのは一単語ぐらいなんですが。

[habiさんの感想 · 2013年3月11日]

山田緑さんの表紙のイラストも素敵ですよね。

[キヨさんの感想 · 2013年2月28日]

不思議なお話しが沢山。
個人的には癒やす人が一番素敵。

著者プロフィール

1969年生まれ。カリフォルニア大学出身。小学校教諭をつとめた後、最初の短篇集『燃えるスカートの少女』(角川文庫)で鮮烈なデビューを果たす。2010年に刊行した長篇第二作目となる本作は全米ベストセラー入りを果たし、新たな代表作に。邦訳に長篇『私自身の見えない徴』、短篇集『わがままなやつら』がある。2013年には三作目の短篇集『The Color Master』を刊行。南カリフォルニア大学で教えながら精力的に執筆活動を続けている。ロス・アンジェルス在住 。

「2016年 『レモンケーキの独特なさびしさ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」