リンゴの木 (角川文庫)

制作 : 三浦 新市 
  • 角川グループパブリッシング (2008年11月22日発売)
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  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042978015

リンゴの木 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 【本の内容】
    銀婚式の日に妻と英国南西部の田園を車で旅する上流階級出身のアシャーストは、途中ある村に立ち寄る。

    そこは26年前、彼が村娘ミーガンと恋に落ちた場所だった。

    当時は駆け落ちまで企てながら、結局身分差を理由に彼女の元から逃げ去ったのだった…。

    甘い感傷で彼女との思い出に浸る彼は、地元の農民から、かつて自分が行った無慈悲な行為の結末を初めて知らされる…。

    ノーベル文学賞作家による名作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    ノーベル賞作家ゴールズワージーの『リンゴの木』(解説・佐藤優氏)は、一見、可愛らしいタイトルに惹かれて手に取りました。

    上流階級出身の若者が旅先で田舎娘と激しい恋に落ちたものの、結局は身分の差を理由に娘を捨ててしまう。

    そして26年後に……。物語の中で常に象徴的な役割を果たす「リンゴの木」。

    この小説には、イギリスの文化や歴史が深く関係しています。

    決して「可愛い」だけの悲恋物語ではありませんでしたが、誰にでもお薦めできる海外文庫の一冊です。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 佐藤優氏の推薦と解説につられて読んだ。表面的なストーリーを追うだけだと、古典的で「さもありなん」という恋愛話。男も酷いが女も阿呆だ、でもまあ、物分りが良く理屈で納得できるなら、恋愛物語にならないか~で終わってしまう。

    佐藤氏の解説内の、「主人公の、身分が低い恋人に対する視座が、ヨーロッパ人エリートの中東、アフリカ、アジアに対する視座と共通している」「ヨーロッパ人の内在的論理について学ぶための実用書として大きな価値がある」という指摘を頭において読むと、なるほどねと思えた。それでも、さほど面白くはなかったですが。

  • 夜、リンゴの木の二人の描写がとても美しかった…!にしても、短いのに色んな歴史背景とかが凝縮されているようで読み応えあった。運命というか…残酷だなぁと思う。どうしてあの時ミーガンに声を掛けられなかったのか。

  • いろんな選択や葛藤を全部階級制度に着地させてるところが難しい。
    純愛を書きたいのか、階級社会を詰りたいのか…

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)71
    文学についての知識で、想像力、構想力を豊かにする
    イギリスエリートの階級意識と残酷さがよくわかる。

  • 26年前、初めて恋を知ったのはこのリンゴの木の下であった。しかしそれはアシャーストにとって、不可能な恋だと思えた。ミーガンへの恋情を葬ったその結末は・・・。

  • 純愛のはずがイヤ~な気分に。。読了後、不快な思いを覚えるのは貴方が日本人だから?

  • 解説がおもしろかった。

  • いつの時代も男ってヤツはよお……

  • 主人公よりもミーガンの方が、よっぽど現実的だった。つまり身分違いを初めから意識していたのに、主人公は「夢見るボク」そのものなんだもの。えてして階級差のある恋愛ってそういうものなのかも。
    別れたというより捨てたあとのミーガンを知り、主人公は自分のしたことを悔やみ続けるのかしら、それとも、そんな青春の一日もあったな、としみじみして終わりなのかしら。多分後者なんだろうねぇ。

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