花の生涯~梅蘭芳~ (角川文庫)

  • 角川書店 (2009年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (226ページ) / ISBN・EAN: 9784042981015

作品紹介・あらすじ

中国の伝統芸能・京劇界で最高の女形として語り継がれる梅蘭芳(メイ・ランファン)。戦争の激動の時代に翻弄されながら、生涯を京劇に捧げた彼の人生を描いた、チェン・カイコー最新映画を完全ノベライズ。

感想・レビュー・書評

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  • 2025/04/01-04/03

  • 文庫はまだ見たことはないが、映画で観賞したのでその感想を。

    中国人に愛され、外国人、敵国にも愛され、京劇を世界レベルまで地位を高めた男「梅蘭芳」の生涯を描いた作品。

    感想として、梅蘭芳を二つの観点から見ることが出来る。
    まずは中国人として。
    こんな人がいたのかという驚きを感じたとともに、自分のアイデンティティをかきたてられた。
    京劇という中国の文化に対して改めて感銘を受け、そしてその文化を世界にまで広めた梅蘭芳はまさに中国人としての誇りだと思う。

    次に演劇人として。
    本作ではどちらかという一個人、一演劇人として梅蘭芳を描いている。
    幼い頃伯父から「京劇人は人から見下されるからやめなさい」と言われても、「それをやるなら地位を高めるまで追求しなさい」という言葉を信じ、自らの道を貫いてきた。
    しかし実際そこには、自由の制約、周囲の期待などが入り混じり、真実の愛を見つけてもそれを実らせることすらできないという苦悩を抱えながらも、演劇人としてのプライドを最後まで保った姿は言葉では形容し難い。

    かならず再度見てみたいと思わせる映画だった。

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著者プロフィール

1971年2月26日、東京都生まれ。芸能、街歩きなどの分野で執筆す
るフリーライター。
風景印を題材に手紙や街歩きの楽しみを伝える講演も行ない、野外講座「東京風景印歴史散歩」は2010年より100回を超えて継続中。
これまでに風景印の案内役として『こんにちはいっと6けん』『東京ウォーキングマップ』『タモリ倶楽部』などにも出演。
著書に『東京風景印散歩365日』(同文舘出版)、『ふるさと切手+風景印マッチングガイド1・2』『風景印でめぐる江戸・東京散歩~歌川広重「名所江戸百景」のそれから』(ともに日本郵趣出版)、『風景印かながわ探訪』(彩流社)などがある。

「2021年 『風景印ミュージアム 直径36ミリの中の日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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